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直井卓俊

直井卓俊

SPOTTED PRODUCTIONS主宰。『フラッシュバックメモリーズ3D』(’12/松江哲明)『SRサイタマノラッパー』シリーズ(’09-‘12/入江悠)『劇場版 神聖かまってちゃん』(’11/入江悠)『百円の恋』(’14/武正晴)『ワンダフルワールドエンド』(’14/松居大悟)『私たちのハァハァ』(’15/松居大悟)『MOOSIC LAB』(’12-/V.A.)など、インディペンデント映画を中心に企画・配給・宣伝プロデュースを手がける。

■2.25-2.29
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭。もう何度目か分からないと思って調べたらおそらく12回目の参加だった(白目)。かつて井口昇監督『恋する幼虫』を追っかけて参加してから14年も経っていたらしい。ほとんどの出会いはここから始まったしSPOTTED創世記の大傑作・井口昇監督の『片腕マシンガール』のワールドプレミア上映もここだったり、オフシアターコンペティション部門では入江悠監督『SR サイタマノラッパー』戸田幸宏監督『暗闇から手をのばせ』がグランプリを受賞、内藤瑛亮監督『先生を流産させる会』もノミネート、『私たちのハァハァ』がスカパー!チャンネル賞&観客賞(ゆうばりファンタランド大賞)を受賞など、配給作品もとても縁が深い。そして今年は女子高生の松本花奈監督が8月開催のMOOSIC LAB 2016のために作った『脱脱脱脱17』が飛び級でいきなりオフシアターコンペにノミネート&MOOSIC LAB 2016参戦の伊藤祥監督の京都造形芸術大学の卒業制作『いろんなにおいのワカモノだ』も同部門に入選。さらにはMOOSIC LAB 2015グランプリ作品・酒井麻衣監督『いいにおいのする映画』が招待上映という事もあり、自然と参加という成り行きとなった。なぜか今年の同行者は中森明夫先生。2日目の朝、オムニバス映画『ブルーハーツが聴こえる』の井口昇監督『ラブレター』でたくさん笑って最後は号泣。処女作『わびしゃび』といつか併映してほしい。かつての『刑事まつり』の『アトピー刑事』『中身刑事』のように、お題ありきの時に顕在化する井口監督の天才!としか言い用のない才能はゆるぎのない物だ。その後松本花奈監督『脱脱脱脱17』ワールドプレミアが無事済んで、良い意味で何とも奇妙ながら勢いのある映画ができあがったと興奮しながら酒井麻衣監督『金の鍵』『いいにおいのする映画』でMC担当。満席立ち見となって物販も売れてホッと一息。(そういえば2年前『いいにおいのする映画』の酒井麻衣監督と出会ったのもこのゆうばりファンタの学生映画特集のMCをやったのがきっかけだった。)夜、噂の小林勇貴監督『孤高の遠吠え』観る。痛快無比、そしてどこかセンチメンタル。小林監督のナイスガイっぷりも含め、グランプリの風格を感じた。打ち上げで全くジャンルの違う『いいにおいのする映画』酒井麻衣監督と意気投合していて面白かった。3日目、噂の女子大生監督兼女優・小川紗良『あさつゆ』観る。ちょっとアート趣向ぽいのが勿体ないが、いろんな意味で怖い映画だった。迷わずぶれずこの路線突っ走ってほしい。内藤瑛亮監督が森川葵らと『ドロメ』でゆうばりに来ていたので寿司を一緒に食べた所中森先生と僕だけが食中毒になるという事件が。『ひつじものがたり』観て二ノ宮隆太郎とかと飲みたかったのだが、無念。中森先生としばし寝込む。『いろんなにおいのワカモノだ』を観ないで森川葵と寿司を食べるというのにうつつを抜かしたため伊藤祥の呪いがかかったのかもしれない。翌日中森先生共々何とか復活。朝からずっとアイドル映画フェス。朝倉加葉子監督×ゆるめるモ!の『女の子よ、死体と踊れ!』…映画は感想に困ったが、上映前のライブでのあのさんを筆頭としたゆる〜く壊れたアイドル像は流石ポテンシャル高かった。映画にその魅力がもっと出ていてほしかた。デモ田中監督『リリカル・スクールの未知との遭遇』これはデモさんなりの愛に溢れていた。監督が必死に何かを伝えようとしてくれる映画だった。メンバーの特徴が生きるキャラクターもしっかり考えられていた。何よりスクリーンの中のメンバー、とても可愛かった。アイドル映画だった。そして大トリ・井口昇監督『キネマ純情』はまさに横綱だった。キッスで殺して!と言わんばかりのちょっと知恵熱が出そうな濃密百合映画。なぜノーメイクスがあの個性的なメンバーたちなのか、映画を観れば分かる。分かりすぎる。『ラブレター』に続き劇中の撮影用カメラとそれが捉えた過去が鍵を握る。ノーメイクス、みんな大好きになってしまった。参った…(遠い目)上映後、大急ぎで授賞式へ。伊藤祥監督『いろんなにおいのワカモノだ』松本花奈監督『脱脱脱脱17』が審査員特別賞、小林勇貴監督『孤高の遠吠え』がグランプリ、ってもう個人的に完璧過ぎる結果に。いやーめでたい。翌日朝グランプリ上映『孤高の遠吠え』おかわり鑑賞。結末を知ってみる冒頭の切なさ、ピュアさが堪らなく、より面白かった。のでみんな2回観た方がいいです、はい。そしてさよならビュッフェで観客賞(ゆうばりファンタランド大賞)発表。松本花奈監督『脱脱脱脱17』が受賞!いやーめでたい。SPOTTED的には昨年の松居大悟監督『私たちのハァハァ』に続き2年連続でもう感無量でした。ひゃっはー!そんなこんなでゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016は充実した時間でした。食中毒で倒れた以外は…。ぱぱんが、ぱん。
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