イタリアを拠点に活動する日本人アーティストTWOONEによる3つのミューラルが茨城県ひたちなか市、阿字ヶ浦海水浴場に完成した。
本企画は、阿字ヶ浦ミューラルプロジェクト実行委員会が主催、en one tokyoのプロデュースのもとに行われたパブリックアートプロジェクトで、長く美しい海岸線を持つ阿字ヶ浦海水浴場沿いに建つ救護室、公衆トイレ、資材倉庫の3つの建物に施された。
救護室
阿字ヶ浦海水浴場 公衆トイレ
資材倉庫
アメリカ、ドイツ、フランス、オーストラリア、カナダ、カンボジア、インドなど世界各地で、地元の人たちとのコミュニケーションや滞在生活を通じて、その土地に根付くモチーフを見つけ、ミューラル制作を行うTWOONE。
今回は、ひたちなか市の空と海の美しさを象徴するようなブルーで、地元の花や鳥、魚などさまざまなモチーフを描いたほか、海水浴場に存在した今は無き桟橋が壁画の中に残された。
沖に防波堤が出来たことでサーフスポットがなくなった代わりに、東日本大震災の津波から逃れることができた阿字ヶ浦海水浴場にとっては、意味のある風景が描き込まれている。
「自分にとってミューラルは、 人と場所と文化や伝統を壁画を通したコミュニケーションツール。 その土地の人やモノからインスパイアされたものをコンセプトに制作してます。 ミューラルというメディアが持つ意味や影響力がすごく感じられるプロジェクトだったと思います」
INFORMATION
AJIGAURA MURAL PROJECT
ミューラル所在地:茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦海水浴場
オフィシャルサイト:
https://www.ajigauramuralproject.com/
主催:阿字ヶ浦ミューラルプロジェクト実行委員会
企画制作:
en one tokyo 株式会社
問い合わせ先:
info@enone tokyo.com TEL:03 6427 5834