『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971– 2017–』展が7月25日(火)から、東京都写真美術館で開催される。
1960年代から活動を始め、国内外で高い評価を得ている荒木経惟。
『センチメンタルな旅』のタイトルが示す通り、本展は荒木の膨大な作品群から、妻「陽子」というテーマに焦点があてられている。
荒木自らが「陽子によって写真家になった」と語るように、1960年代の出会いから1990年代のその死に至るまで、陽子はもっとも重要な被写体であり、死後もなお荒木の写真に多大なる影響を与え続けてきた。
本展では、陽子を被写体とする作品や、その存在を色濃く感じさせる多様な作品を通して、荒木が重要視している被写体との関係性を探り、またその写真の神髄である「私写真」について考察していく。
現在、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の『写狂老人A』展も合わせ、今もなお尽きることがない制作意欲を抱きつづける、レジェンドの足跡を辿ってみてほしい。
INFORMATION
『総合開館20周年記念 荒木経惟 センチメンタルな旅 1971−2017−』
開催期間:2017年7月25日(火)~9月24日(日)
会 場:東京都写真美術館2階
開館時間:10:00—18:00(木・金は20:00まで)ただし、7月20日(木) 8月25日(金)の木・金は21:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(ただし9月18日(月・祝)は開館し、19日(火)は休館)
料金:一般 900(720)円/学生 800(640)円/中高生・65歳以上 700(560)円
※( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引、当館年間パスポートご提示者(ご利用案内をご参照ください)/ 小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料 ただし、7月21日(金)~8月25日(金)の毎金曜日18:00-21:00はサマーナイトミュージアム割引(一般 720円/学生・中高生 無料/65歳以上 560円 ※各種割引の併用はできません)
〈センチメンタルな旅〉 1971年 より
東京都写真美術館蔵