瞑想の場で現代の「山水」を探る。書家・森ナナと、写真家・石川竜一による第2弾プロジェクト「森石川山水図」が開催

書家・森ナナと写真家・石川竜一による第2弾プロジェクト「森石川山水図」が、蔵前・長応院境内の瞑想ギャラリー空蓮房において10月26日より開催される。

2021年12月に根津のキュレトリアル・スペースThe 5th Floorにて開催された「絶景の瞬間」展に続く共同プロジェクトとなる本展。前回同様、大倉佑亮をキュレーターとして迎え、現代の「山水」を探る展覧会となる。

偶然と必然、生と死。写真家・石川竜一と書家・森ナナによる展覧会「絶景の瞬間」がThe 5th Floorで開催

自然なるものを代表する「山」「水」という二字を連ねた「山水」は、その意味や表象が、時代や場所によって変化してきた。「山水――自然なるもの――の奥に隠されている根源的感覚を直観するその感受性は、現代に生きる私たちにも受け継がれていると思います」と本展のテキストにはある。

今回展示される森と石川の作品は、近年発表された、いのちあるものの生死に真正面から向き合う経験を通し制作されたシリーズに加え、本展のために共同制作した「森石川山水図」も発表。書と写真という異なる表現手段から出発し、別々に展開されてきた二人の同時代作品をひとつの場に交差させることで、自然と人間の関係を問い直し、混迷極まる今を生きぬく力になるような展示となる。


INFORMATION

「森石川山水図」

会期:2022年10月26日(水) – 12月9日(金)
作家:石川竜一 × 森ナナ
企画:大倉佑亮(キュレーション)
開廊:水・木・金 10:00 – 15:00(法務重ならない限りは土日も可) 
*E-Mailでの事前予約制:kurenboh@nifty.com
*空間へは1人1時間を基本とする(2人の場合は折半)
*土日は法務のない限り予約可能
入場料:賽銭制

・トークイベント
日程:10月30日(日)15:00〜
会場:長応院 本堂
登壇者:伊藤俊治(東京藝術大学名誉教授)、石川竜一、森ナナ、大倉佑亮
参加費:1000円 / 定員:20名 *メールで予約必要。当日は作品の拝観はできません

https://kurenboh.com/