マツモトダイスケ、geeekman、坂本和也、なかおみちお、によるグループ展『◯△×□』が開催

マツモトダイスケ、geeekman、坂本和也、なかおみちおの4名によるグループ展『◯△×□』が3月8日より八丁堀CENTER/EDOにおいて開催される。

東京を拠点に個展、グループ展、芸術祭に多数参加する写真家のマツモトダイスケ、geeekman paintingsの屋号でグラフィックデザイン、イラストレーションを手がけるほか、絵、壁画、立体造形などの制作活動を行うgeeekman、気鋭の画家として国内外の現代美術界から注目を集める坂本和也、そしてイラストレーターであり、アーティストグッズにスポットを当てる展示『PARK MART』を主催するなかおみちお。マツモトダイスケとgeeekmanは共同作品『未来原人サンド』MADSTORE UNDERCOVERとのコラボレーションで2022年に発表しているが、おおよそ表現方法もスタンスも異なるこの4名の共通項は、“同世代・鳥取県出身”のみという。どういった展示になるかは、以下にある出展作品の一部と、マツモトダイスケによるステートメントより読み解いてみたい。

マツモトダイスケ
【INVISIBLE PUNX】
288×379mm/digital Type-C print

geeekman
【MESOPOTAMIA】
210×280mm

坂本和也
【Petals】
273x220mm/Acrylic on canvas

なかおみちお
【skateboarder】
150x 260mm/アクリル、板

中国山脈の陰に隠れた砂が多い日本海側。
曇天空の思い出ばかりの街で私たち4人は生まれて育った。
新幹線は未だに通っていない。

【geeekman】とはオムツも取れぬ幼少期、
【坂本和也】とは小中学校の同級生、
【なかおみちお】とは東京で、
それぞれ別の時間軸で僕は出会っている。
共通点は現在も日本で作品を作り続けている事だけだ。

世代も近い私たちの青春時代、
インターネットはもちろんないし都会の情報を仕入れるのに毎日必死で、
公園の自動販売機で買った缶コーヒーで何時間も喋った帰りの田舎道は、
原チャリのライトを消せば真っ暗闇だった。

その暗闇の中に妖怪や物の怪の類がいたとしても何の不思議もない。
そんな土地で育った砂混じりのノイズが入った想像力で、
なかば妖怪的に私たちは作品を作り出しているのかもしれない。

ARTの中心地から遠く離れた土地、
ソコで生まれた事だけが共通点の4人が、
group exhibition
【◯△×□】
を開催します。

それぞれの思想とそれぞれの意思。
方法も手段も環境も状況もすべてが違う。

”マルサンカクバツシカク、アノヒトガナクシタヒダリウデ”

会場は東京、八丁堀のCENTER/EDO。
未来は歴史が証明してくれるでしょう。
宜しくお願い申し上げます。
1980年代、私たちは鳥取県で生まれました。

マツモトダイスケ/写真家

INFORMATION

group exhibition『◯△×□』

会期:2023年3月8日(水) – 3月21日(火・祝)
金・土:13:00 – 19:00 / 月〜木:アポイント制(Instagram DM or E-mail: center@degico.jp) ※日曜休廊
会場:CENTER/EDO(東京都中央区八丁堀2-21-12)
作家:マツモトダイスケ / geeekman / 坂本和也 / なかおみちお

・スナックセンター in ◯△×□:3月8日(水)18:00 – 23:00

https://www.instagram.com/center_edo/