菅野歩美による個展「明日のハロウィン都市」が開催。“ハロウィンが伝承と化した未来の渋谷”が広がる

アートプロジェクト「Might Be Classics」の第一弾として、現代美術家・菅野歩美による個展「明日のハロウィン都市 / Halloween Cities of To-Morrow」が6月18日より渋谷SACSにおいて開催される。

菅野は1994年東京生まれ、東京藝術大学大学院博士後期課程在籍中。どこの土地にも存在する、土地にまつわるフォークロアがなぜ人々によって紡がれてきたのか、その背後にある歴史や個人の感情を考えながら映像インスタレーションを制作している。

本展では、再開発中である渋谷の「過去と未来」をテーマに考察・表現。展示期間中には作家とゲストによるトークショーやDJパーティーなどの関連イベントが3回にわたって開催される。とくにDJがクセ者揃いで、PU$$Y好好、DJ鬼殺し、DJ POIPOI、Hibi Bliss、1-DRINK、大石始というわかる人にはわかる、キレッキレのあの感じだ。すなわち「ハロウィンが伝承と化した未来の渋谷」で、ゆるやかに踊りたい。

以下、展示コンセプトだ。

かつてここは沼だった。陸地が形成されてからも、闇市などが集まる混沌とした場所であった。現在の都市開発において無秩序は積極的に排除される。開発において邪魔になる都市の無秩序は、その土地に経済的利益を生まない存在であり、妖怪に例えることもできる。「渋谷ハロウィン」もそのひとつだ。渋谷ハロウィンは2015年頃から爆発的に人が集まるようになった。その混沌さは、祭りが発生していく過程そのものだ。長い年月を経て、このような祭りが変化を繰り返しながらも伝承されていったとしたら、どんな街が現れるのだろうか。本展は「ハロウィンが伝承と化した未来の渋谷」を、スクランブル交差点にある未来の定点カメラから覗き見る、というテーマのもと構成される。
—菅野歩美

INFORMATION

Might Be Classics #1
菅野歩美 個展「明日のハロウィン都市 / Halloween Cities of To-Morrow」

会期:2023年6月18日(日) – 7月7日(金)
12:00 – 20:00 / 入場無料
会場:SACS(東京都渋谷区桜丘町16-12 桜丘フロントビル 1階)
主催:東急不動産株式会社
企画制作:CCCアートラボ
会場構成・設営:小泉立(週末スタジオ)
リサーチャー:古川智彬
楽曲提供:Pixel Prism(Secret Track Records)
宣伝美術:PRETEND
機材協力:エプソン販売株式会社

[イベント(トークショー&DJ)]
6月18日(日)17:00 – 20:30「渋谷ハロウィンに見える日本」
TALK:あしやまひろこ(装いの研究者)×菅野歩美
DJ:PU$$Y好好、DJ鬼殺し

6月23日(金)18:30 – 22:00「ハロウィン的な都市」
TALK:森純平(PARADISE AIR / YAU)×小泉立(建築家)×菅野歩美
DJ:DJ POIPOI、Hibi Bliss

6月30日(金)18:30~22:00「祭りと夜」
TALK:大石始(ライター・編集者)×菅野歩美
DJ:1-DRINK、大石始

詳細:
Instagram|https://www.instagram.com/mightbeclassics/
Peatix|https://peatix.com/group/12362256