松下徹、やんツー、新美太基の3名によるグループ展「PLAY/LIVE ANOTHER DAY」が9月30日より馬喰町PARCELにおいて開催される。
塗料の化学変化や特性を用いたシリーズや高電圧の軌跡を利用した作品など、オートマチックにつくり出す図柄を観測・操作・編集するプロセスにより絵画作品を制作する松下徹と、「描く」や「鑑賞する」など行為の主体をロボット/機械などの外的要因に委ねることで表現の主体性を問う作品を数多く制作するやんツー、そして音楽プレーヤーや楽器などを自主制作した音響インスタレーション作品を制作する新美太基。3名は共通して「動きを繰り返すシステムやルール」を作品制作のプロセスに利用するが、そこには同時に「結果がずれていく仕組み」が設定されており、非再現性を制作の中で重要視している。
本展では、少し前のオーディオプレーヤーに見られる▶︎のボタンに「PLAY/再生」と刻印されている事実を出発点として、現代における▶が表す意味を探り出す。「システムと偶然性」をテーマとし、ノイズや即興性など、予測すること/予測できないことを作品の中で実験するアーティストたちの展覧会となる。
INFORMATION
“PLAY / LIVE ANOTHER DAY”
Tohru Matsushita / yang02 / Taiki Niimi
会期:2023年9月30日(土) – 10月28日(日)
14:00 – 19:00 / 休廊:月・火・祝
会場:PARCEL(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 DDD Hotel 1F)
*オープニングレセプション:9月29日(金)18:00 – 21:00