コンピュータ・グラフィックスを駆使して、デジタルアートとフィジカルアートの境界を押し広げようと試みるアーティスト、ミライシキヤマの個展「Raw and Theory」が、神宮前UltraSuperNew Galleryにおいて開催中だ。
10歳からはコンピュータに親しむようになり、その後、カリフォルニアでコンピュータ・サイエンスを学び、Flying Lotusが在籍していたことでも知られるサンフランシスコの美術大学、Academy of Art UniversityでVisual Effectを専攻し卒業したミライシキヤマ。
本展のタイトルは2000〜10年代のLAビート・ミュージック・シーンを象徴するパーティー「Low End Theory」の実験精神から来ているとのことで、印象派やキュビズムなどの西洋近代美術の影響を強く受けた作品群を通して、「CGにありがちなリアルで無機質な情景を投影するのではなく、作者自身の感情や思考を作品の中に描き出すことで、CGというツールを再定義」する展示となる。
INFORMATION
ミライシキヤマ 個展「Raw and Theory」
会期:2023年10月24日(火) – 11月2日(木)11:00 – 19:00
会場:UltraSuperNew Gallery(東京都渋谷区神宮前1-1-3)
入場無料