「偶発的で完璧ではない何か」を描いたPoseidonの個展“ERROR”

緻密なデジタル表現によるグラフィックが評価され、音楽やファッションのシーンを中心に、数多くのクライアントワークを行なってきたグラフィックアーティストPoseidonこと水上雄太の1年ぶり、2度目の個展『ERROR』が11月11日(土)から12月10日(日)の会期で開催される。場所はギャラリー月極。

今回の個展は2度目。「完璧ではないもの」「間違いから自然に生じる何か」、それらアカデミックな教養の外側にある表現を作品へと昇華した内容となっている。
「日常生活に影響が出るほどの現実逃避が好き」、それを描いているそうだ。

彼の作品はデジタル、アナログ、そしてそれらが混合した作品と実に多彩。前回展『DEBRIS』で、ミュージシャンやファッションデザイナーの心を掴み、さらに精度を高めたデジタル作品に加え、アナログ作品で表現する生に満ちた歪みを描いた作品も印象的だ。
今回は、Poseidonが制作に欠かせない音楽も交えてメインビジュアルを落とし込んだレコード作品やヤシゲユウトとビアンカが手掛けるファッションブランドTENDER PERSONとのコラボアイテムも販売される。
圧巻の世界観が広がる『ERROR』へ足を運んでいただきたい。