現代アーティスト、 NAZEの個展『Scenes of Disparity(隔たりの風景)』が、学芸大学のギャラリー、月極において6月22日から開催される。
NAZEは1989年生まれ。グラフィティカルチャーを根源に、ドローイングやスプレー、コラージュなどさまざまな手法を用いた平面作品や壁画、さらに廃棄物や自然物を使用したオブジェなど、手法/方法に縛られることなく、さまざまな表現を発信し続けている。
本展では、ずばり「作品数」に重点を置き、ギャラリーの壁が見えなくなるほどの大量の作品が展示される。その意図については、以下のコメントも参照していただきたい。
今回の展示では、壁が見えないぐらいにNAZE作品を展示しようと思います。
最近、自分自身を見失い、考え込む時間が増えてきました。
毎年作品をガーーーっと並べて空間を埋める展示をしていたのですが、あれは自分にとって大切な行為だった事に気が付きました。様々な方法で作られた作品を1度に眺めた時、そこに大事なものが垣間見えます。いつか忘れていたものは、この先の今を尊く生きていくうえで必要なんだけど、ついつい忘れてしまう。なので記憶に強く焼き付ける行為が必要で、それが僕にとっての作品を大量に並べる理由でした。ゆえにステートメントやら伝えたいことやらは、ここでは特にないんだけど。作品一つ一つに込めたものは違うので、とりあえず見に来てほしいと思います。気になる作品については何でも聞いてください。一緒に話しましょう!
今回は今まで一緒に何かを作った人達との共作も並んだりします。怖いものから可愛いものまで何でもありの混沌とした隔たりだらけの風景を作り出して待ってます。
NAZE
INFORMATION
NAZE『Scenes of Disparity(隔たりの風景)』
会期:2024年6月22日(土) – 7月21日(日)
14:00 – 20:00(日曜は13:00 – 19:00) ※月・火・水休廊
会場:月極(東京都目黒区中央町1-3-2 B1)
*Opening Party:2024 年6 月22 日(土)17:30 ‒ midnight
会場:月極 & メグロネオン / 入場無料