ART 2018.03.17

五木田智央の個展が4月に開催。モノクロームで描き出される世界、表現の可能性が発散される

《Come Play with Me》 アクリルグワッシュ、キャンバス  2018年 © Tomoo Gokita Courtesy of Taka Ishii Gallery photo:高橋健治
EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

アーティスト、五木田智央の個展「PEEKABOO」が4月14日から6月24日まで、東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。
イラストレーションから出発し、60〜70年代のアメリカのサブカルチャーやアンダーグラウンドの雑誌や写真にインスピレーションを得た作品を発表してきた五木田智央。絵画をコラージュ的に構築する自由な発想や方法は、ドローイング制作に限らず、五木田の絵画全般において特筆すべき創作の原点となっている。

《Untitled》
ミクストメディア
2014-15年
Anzai Art Office, Inc.蔵
© Tomoo Gokita
Courtesy of Taka Ishii Gallery
photo:高橋健治

《妖怪のような植物》
アクリルグワッシュ、キャンバス
2017年
川崎祐一氏蔵
© Tomoo Gokita
Courtesy of Taka Ishii Gallery
photo:高橋健治

今回は、本展示のための新作絵画やドローイングを中心に、近年の代表作、800点以上のドローイングの小品からなる大規模なインスタレーションなど、約40点の作品が展示される。

黒と白のモノクロームを基調とし、計算されたグラデーションや陰影が生み出す、クールでファッショナブルな魅力、シンプルな描線とデフォルメされた歪な造形のコントラストが醸し出すユーモアやノスタルジー、具象と抽象の間を自由に行き来するイメージの両義性など、多彩な表現の可能性を発散する、五木田智央作品の魅力を存分に堪能することができる展覧会だ。

《記念撮影》
アクリルグワッシュ、キャンバス
2017年
個人蔵
© Tomoo Gokita
Courtesy of Taka Ishii Gallery
photo:高橋健治

《Holiday Flight》
アクリルグワッシュ、キャンバス
2017年
ジャック・チャン氏(香港)蔵
© Tomoo Gokita
Courtesy of Taka Ishii Gallery
photo:高橋健治

《Old Portrait》
アクリルグワッシュ、キャンバス
2016年
前澤友作氏蔵
© Tomoo Gokita
Courtesy of Taka Ishii Gallery
photo:高橋健治

INFORMATION

「五木田智央 PEEKABOO」

期間:2018年4月14日(土) – 6月24日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00-19:00 (金・土は11:00-20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(但し4月30日は開館)
入場料:一般 1,200円(1,000円)/大学・高校生 800円(600円)/中学生以下無料
*同時開催「収蔵品展062 日常生活|相笠昌義のまなざし」、「project N 71 平子雄一」の入場料を含みます。
*( )内は15名以上の団体料金
*障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料
*割引の併用および払い戻しはできません
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
特別協賛:日本生命保険相互会社
協賛:株式会社ユニクロ
協力:相互物産株式会社
企画協力:タカ・イシイギャラリー
会場構成:武松幸治+E.P.A

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