都市空間におけるアートの役割を問う。ロンドンの壁画家ナオミ・エドモンドソンの個展が開催

ロンドンを拠点に活動する画家で壁画家のナオミ・エドモンドソンによる個展『Survival Techniques』が9月22日から末広町PARK GALLERYにおいて開催される。

同展は、原宿とシンガポールの2拠点で、国内外のさまざまなジャンルのアーティストを発信するUltraSuperNew Gallery｜Tokyoで、2018年7月に開催された同名エキシビジョンの巡回展。東京に限らず、国内外のアーティストの活動を点から線で繋ぎ、立体的に発信していくためのUltraSuperNew GalleryとPARK GALLERYのコラボレーション企画の第１弾となる。

この『Survival Techniques』は、ナオミ・エドモンドソンによって描かれたポジティブなメッセージによって、都市や、その街に暮らす人たちとの精神的なコミュニケーションを目的としたアート・プロジェクト。多くの人の目に触れるパブリックな場所へ描かれた壁画作品は「理想的な都市の空間づくり」の探求でもあり、そのポップな色彩、ドローイングによって描かれた温もりあるメッセージは、都会的な暮らしや SNS・インターネットで疲弊した人々の心を癒し、豊かにしてくれるアートピースでもある。
ロンドンで開催される世界的なアート・アワード『Rise Art Prize』の「ストリート・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実績を持つ彼女の活動と作品に東京で触れられる、貴重なエキシビジョンだ。