その山は本物か?水野健一郎キュレーションによる「擬似マウンテン」 in Tokyoが開催

西麻布CALM&PUNK Galleryにて、水野健一郎がキュレーションを手がける「擬似マウンテン」in Tokyoが12月15日から開催される。
同展は、9月に開催された『山形ビエンナーレ2018』における企画『山のような100ものがたり』(監修:三瀬夏之介)内のコンテンポラリーゾーンで行われた展示『擬似マウンテン〜現実の正体〜』(キュレーション:水野健一郎)の東京巡回展となる。

水野健一郎

参加作家は水野健一郎、とんぼせんせい、都築潤、よシまるシン、奥田栄希、高木真希人、武居功一郎、堀田知聖、渋谷七奈。開催地を意識した展示構成で行われた山形ビエンナーレでの展示に対し、今回は参加作家の活動拠点・東京での開催として、山形での構成をベースにしつつも、各々の個性を活かした自由度の高い展示方法で展開される。

以下は同展に向けて寄せられたコメント。
山のように見えるそれはもしかしたら太古の媼モーラの甲羅かもしれないし、緑で覆われたエコロジカルな超巨大マンションかもしれないし、はたまた実体の無い立体映像かもしれない。しかし山のように見えた時点でそれは山である。外見はインターフェイス。視覚から知覚へ、知覚から認知へと至る過程を意識し、現実という概念と対峙する。

水野健一郎(アーティスト)

世界のあらゆるものを素朴に与えられたものとせず常に「擬似」として捉える態度。常識からも既成概念からも、アートの中では物理現象からだって自由だ。そう、彼らを知ってしまったらもう世界を素朴に眺めることができなくなる。そんな危険なやつらなんだ。

三瀬夏之介(東北芸術大学教授・日本画家)

よシまるシン
奥田栄希
高木真希人
武居功一郎

INFORMATION

「擬似マウンテン」 in Tokyo

2018年12月15日(土) – 12月22日(土)、2019年1月8日(火) – 1月20日(日)
開館時間:12:00 – 19:00

CALM&PUNK Gallery
東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル

参加アーティスト:水野健一郎、とんぼせんせい、都築潤、よシまるシン、奥田栄希、高木真希人、武居功一郎、堀田知聖、渋谷七奈
入場無料
休館・休廊日:日曜、月曜 ※最終日曜日オープン
・オープニングレセプション:12月15日(土)19:00 – 21:00