「女性性」の有機的な戯れ。ヴィヴィアン・サッセンの新作シリーズ展が開催

ヴィヴィアン・サッセンの個展『Of Mud and Lotus』（蓮華の水）が、10月6日からG/P galleryで開催される。
南アフリカで幼少時を過ごしたというルーツと、オランダ人ならではの絵画的かつ構築的な感性が生み出す唯一無二の現代的なファッション写真で、数々のグローバル・ブランドやファッション・メゾンから、ファッション・フォトグラファーとしてオファーを受けているヴィヴィアン・サッセン。
タイトルのインスピレーションを得た「泥なきところに蓮華は咲かぬ（泥中の蓮）」ということわざに象徴されるように、本作品は、妊娠、出産など女性特有の身体の変化や、そのふくよかさなどの、概念としての「女性性」が持つ「豊かさ」同士の有機的な戯れを、コラージュや自身の手で彩色された写真などを用いて表現している。
今回の展覧会では、G/P gallery及び隣室のNEW ROOMに21点が展示されるほか、サテライトとして蔦屋書店銀座店内にも一部作品が展示される。
いずれも新作シリーズ「Of Mud and Lotus」からのセレクトとなり、日本初公開の作品。同時にアートビートパブリッシャーズから日本で2冊目の写真集「Of Mud and Lotus」も刊行される。