写真家・青木柊野による個展「autonomy」が、神宮前にあるアートギャラリーCLASSにおいて開催中。
これまで写真を壊し、再構築する作品を作り続けてきた青木。本展では、AI搭載の自動画像生成器(DCGAG)を用いて、自身が撮影した写真を新たなイメージとして再構築した。
今年2月に、神田テラススクエアで行われた同名の展示をアップデートしたものとなり、写真家/グラフィックデザイナー・星加陸と作成したZINEを元に構成された。
無意識とも言えるコンピューターから生まれた、非現実的なイメージが写真として扱われ、写真というメディアの真正性に揺さぶりをかけている。
この作品は、僕にとって写真を撮ってない時間の写真であると考えます。写真というメディアが拡張され続けるこの時代に自分が写真を撮る理由をずっと考えてきました。それは物語を疑い、写真が現実なのか、擬似時間軸なのかという私の写真に対する問いを自らの写真をAIに委ね、自動画像生成することで実存しないこの写真を擬似物語として存在させたものがこの作品になります。
ー青木柊野
INFORMATION
個展 「autonomy」
会期:2019年6月22日(土) – 29日(日)
12:00 – 20:00
CLASS(東京都渋谷区神宮前5-12-7-B1F)
・オープニングレセプション
2019年6月21日(金)
19:00 – 22:00