“ARIGATOU GOZAIMASU”を365日描き続けるbaanaiの個展が伊勢丹 新宿店メンズ館で

2015年にCOMME des GARÇONSの川久保玲にポートフォリオを送ったことをきっかけに、アートワークが起用され続けてきたbaanai。
約1年ぶりとなる個展「Capillaries」が、伊勢丹 新宿店メンズ館に新設されたギャラリースペース・ART UPにて開催される。

これまでとは異なる手法によって描かれた作品が並ぶ本展。タイトルとなった「Capillaries」は毛細血管を意味し、言葉が縦横無尽に描かれているキャンバスは、毛細血管が体内（宇宙）に拡がっていくイメージを表している。

塗りつぶすことで見えなくなってしまった最下層には、多くの“ARIGATOU GOZAIMASU”の文字が埋め尽くされているという重層性にも注目だ。その言葉への思いを内在するものと顕在するものとして、目に見えるものと見えないもので成り立つ世界や宇宙の原理を示している。

なお同展の第二弾が、今春に開催されるとのこと。