抽象絵画にすら見えてくるジャンクなフード写真。HIRO TANAKAの展覧会＆写真集の出版も

神宮前のアートスペース、BLOCK HOUSEと同ビルに入居するisland JAPANの合同による、HIRO TANAKAの写真展「OOOFOO」が8月22日より開催される。

アメリカ・ミネアポリスに初めて旅をした際、現地で出会ったバンドマンたちとアメリカ全土に渡るワゴンの旅をするなかで、あるバンドマンからの「写真でも撮れば？」という一言から写真を撮り始めたというHIRO TANAKA。今回、展示されるフード写真はその旅の道中で撮られたものだ。

今回の展覧会に合わせ、308枚の写真をまとめた写真集が出版されるほか、Tシャツの販売も予定。「フード写真を何千枚もみているうちに、抽象絵画に、いやいっそランドスケープにみえてくるから不思議だ」とあるように、ジャンクなフードたちを捉えた写真は、見れば見るほどに興味深く、色彩に酔うようなサイケデリックさもあり、否応なしに迫ってくる。これは、強烈だ。