精密な線と点で描く平面上の立体性。Tomoya Shireiによる個展が約2年ぶりに開催

精密な線と点で描く画家Tomoya Shireiによる個展「PRIMITIVE」が10月9日から11月7日までの期間、UCHIGO and SHIZIMI Galleryにて開催される。

インクの質感とモチーフを描く線、点、面からなる基本的構成によって、平面上の立体性(2.5次元)を目指すTomoya Shirei。約2年ぶりとなる本展では、新作のドローイング作品が並ぶ。

精密かつ正確なアプローチと偶発的によって生まれた2.5次元を感じていただきたい。
以下、作家からのステートメントだ。

「世の中は不条理だ」物心ついた頃には既にあった感覚。
この感情を消化することもできず、
もどかしさに囚われ、
思わずペンを走らせた。
見たものを疑わず
己の判断すらままならない
行き場をなくした”骸”が電脳化により現実世界との狭間にノイズを生じさせる
静寂を保った深海を漂うかのような
モノクロ世界にようやく色が見えてきたころ私はふと我に帰る
巌が全力で巌として在り続けるように
キャンバス上に存在する点は
シナプスを介して次なる点に連鎖していく
間と間、個と個、点と点
あらゆる間隔を形成している成り立ちを
ミクロ視点から解釈していく中に見えたものは
究極にシンプルでいて
とても原始的であった

INFORMATION

Tomoya Shirei 「PRIMITIVE」

開催:2020年10月9日(金)-11月7日(土)10:30〜18:00
会場:UCHIGO and SHIZIMI Gallery(東京都千代田区神田神保町2-11-4)

・レセプション
10/9 17:00〜20:00
※当日は作家も在廊します