映像作家/写真家・柿本ケンサクの写真展『TRANSFORMATION』が1月9日より、代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラムにて開催。
これまで柿本が撮り下ろしてきた数千枚に及ぶ風景とテキスト、激動の社会情勢をAIに学習させ現像した「Time Tunnel」が並ぶほか、ありふれた日常の世界を高解像度の新たな眼差しで切り取っていく新シリーズ「Trimming」、2016年の東京に続き2017年にNYで発表された「TRANSLATOR」シリーズの最新作も同時に発表される。
AI現像シリーズは、柿本とオーストラリアのサイエンスアートチームAlt vfxのルーク・バブ、ピョートル・ストプニアックとの連携により、全てリモートでの共同制作が行われたもの。
なお同展は、インターネット上のバーチャルミュージアムも開催されるとのこと。会場に足を運べない方は、こちらよりチェックいただきたい。
同じ風景、同じ時間、同じ光のように見えて、世界は全く変わってしまいました。
完璧だと思っていた世界はどう変化したのか。一度、完成した写真の意味もおそらく変わってしまったことでしょう。
私は私自身が出会った世界の風景を、AI現像を通して世界が不完全へと変化した時間の経過にフォーカスを当てました。
目紛しく移ろい行く時間の中にある不条理によって、変化していく風景の現在の一瞬を浮かび上がらせました。
ー柿本ケンサク
INFORMATION
『TRANSFORMATION』 by KENSAKU KAKIMOTO
Collaboration with
Luke Bubb Piotr Stopniak
開催:2021年1月9日(土) -24日(日)11:00 〜 19:00
※最終日は17時まで
会場:代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム
主催:一般社団法人オンザヒル
協賛:ヒルサイドテラス
協力:株式会社堀内カラー
監修:石井孝之(タカ・イシイギャラリー)
アートディレクション:田中義久