大阪を中心に活動するアーティスト・sorutoの個展「消失点」が1月21日より、ANAGRAにて開催される。
日々の生活やストリートから着想を得たドローイングやグラフィティを手がけるsoruto。本展では、ビルを登って看板や高い壁にグラフィティを書いたときはるかに見えるビル群の向こうや、街灯に照らされる道の果てをコンセプトとした作品が並ぶようだ。現実世界では重ならない交わりを体感いただきたい。
僕が作品として作ってきたものは一貫して、グラフィティをするために歩いた街の景色や乗り越えたり登ったりした建物からインスピレーションを得たものでした。
前回の展示では、落書きが消された壁にまだ残る“何かがあった気配”をコンセプトに行いました。
今回の展示名“消失点”は、ビルを登って看板や高い壁にグラフィティを書いたとき、はるかに見えるビル群の向こうや、街灯に照らされる道の果てから名付けました。
また、実際には交わっていないものが 遠近法の絵の中でだけ交わる というところに、外で行うグラフィティと、ギャラリーで展示をするという行為の二面性なんかも重なって思っています。うまいこと説明になっているかわかりませんが、どうぞよろしくお願いします。
INFORMATION
soruto 「消失点」
開催:2021年1月21日(木)- 30(土)
会場:ANAGRA(千代田区平河町1-8−9 地下1階)
Instagram:@dontfeel_think