CULTURE 2018.08.02

アニメや映画のタイトルロゴをストリートファッションに落とし込むブランド「名/NA」が初のポップアップを開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

ナード心がくすぐられすぎる。

2017年12月にローンチしたファッションブランド「名/NA」。アニメ、ゲーム、漫画、映画などの名作とされる作品のオフィシャルなタイトルロゴをファッションに落とし込むことで、ストリートウェアとしての新たな可能性を見出すことをコンセプトとしている。今までウェブ上での展開のみだった「名/NA」が、このたび初のポップアップストアを本日8月2日(木)〜14日(火)まで開催している。

名/NA ©1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT
名/NA©2002 “KYOKI NO SAKURA” PRODUCTION COMMITTEE
名/NA ©TAKAHASHI Shin/SHOGAKUKAN
名/NA ©1999 I.GGAINAXKGI
名/NA © 円谷プロ

「名/NA」はローンチ時に、劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、映画『凶気の桜』、漫画『最終兵器彼女』の3タイトルのアイテムをリリースした。たしかに、どれも名作揃い、そしてなんともいえぬタイトル選定の妙が感じられる。その後、GAINAXが2000年に製作したカルト的人気を誇るアニメ『FLCL(フリクリ)』、1968年から放送開始のシリーズの中でも圧倒的人気を誇る円谷プロの特撮『ウルトラセブン』といった新作をリリースしている。

今回のポップアップストアでは、これまでリリースされた5タイトルのコレクションを展示・販売。それぞれのタイトルでTシャツ、スウェット、キャップ、フーディー、フライトジャケットなどのバリエーション展開があるため、ほしいタイトルのほしいアイテムが選べるようになっている。また、併せて、ポップアップストアのために製作されたビジュアル展示も行なわれ、来場者には、「名/NA」のLOOK BOOKもプレゼントされるとのこと。会場は、神宮前のコンセプトショップ・ハウス@ミキリハッシンでの開催となる。

アニメ、映画、漫画といった、どちらかといえば文科系なカルチャーにフォーカスしつつ、ソフィスティケイテッドなビジュアルワークを含めてストリートカルチャーへ落とし込まれているこの絶妙なバランスがなんとも現代的で、新鮮ともいえる。また、選定されたタイトルやシンプルにタイトルロゴだけが施されていること、それも主張しすぎない大きさで、なおかつ存在感があるようなバランス感、そうした部分にこだわりを感じる。そのこだわりにこそ、どうしようもなくナード的であり、そのタイトルへの愛を思わせるのだ。

アニメや映画カルチャー好きとしても、ストリートカルチャー好きとしても、とても心を震わされるのが、この「名/NA」のアイテムとコンセプトである。また、「名/NA」のオフィシャルページでは、『GHOST IN THE SHELL』のロゴをデザインした田島照久さんや、『凶気の桜』の主演であり企画からも参加していた俳優の窪塚洋介さんへのインタビューなどのコンテンツも見ることができる。「ただ話題のもののロゴをデザインにしてTシャツを作る」といったアイテムとは違う、こうしたこだわりに、ナード心が揺さぶられ、共鳴していくのだ。ポップアップと併せて、こちらのコンテンツもぜひチェックしてみてほしい。

INFORMATION

名/NA POP UP STORE

開催期間:2018年8月2日(木)〜8月14日(火)
会場:ハウス@ミキリハッシン(東京都渋谷区神宮前5-42-1)
INFO:naisthename.com

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