青木柊野のソロエキシビジョン「cejitos (M1135)」がLAID BUGで。約60点の写真作品や什器を用いたインスタレーションも

青木柊野によるソロエキシビジョン「cejitos (M1135)」が10月14日（金）よりLAID BUGにて開催される。

薬剤を用いたエフェクティブなフィルム写真表現をはじめ、古いPCのストレージ容量に負荷をかけることによって生じるバグをキャプチャする手法での制作や、撮りためた無数の写真からAIを用いて新たな図像を生成するなど、作品制作を通じて写真表現を拡張する試みを続けてきた青木柊野。

約60点の写真作品によって構成される本展では、近年青木が挑戦してきたさまざまなアプローチを観ることができるほか、什器を用いたインスタレーションなど新たな試みも鑑賞できる内容となっている。

なお、タイトル「cejitos」は青木がキーボードに向かい、偶然タイピングした文字列をそのまま採用したもので、直接的な意味はなさないそうだが、検索すると一匹のメキシカンウルフにつけられた名前と重なったという。この美しい偶然をそのままタイトルに採用する行為自体が、青木の作品制作における態度を端的に表現しているだろう。