RE:トウキョウ by NIXON
Vol.03 mabanua
つい、この間まで在った建物が取り壊されて、いつの間にか新しいビルに変わっていると、そこに何が建っていたのか、もうわからなくなる。意識していなくちゃ追いつけないくらいの、すごいスピードで街が、トウキョウが、変わっていく。街の有様は時間の堆積そのもの。壊されては作られて、無くなってはまた生まれ。街が示す時の変化をクリエイターたちと記録する、トウキョウ追想劇。第三回目は、稀代のマルチプレイヤー、mabanuaが出演。撮影の舞台は東京ベイエリア。
ー東京は自分にとってどんな街?
無条件でオンになる場所。
今は群馬に住んでいるので東京に着いて、
電車の扉が開くと一気に仕事モードになります。
厳しいところでもあるし、楽しいところでもある。
良くも悪くも、削られて、
そして付け足されていく、そんな街。
ー今まさに変わっていく東京の街をどうみますか?
今まで作り上げてきたものを壊さなきゃいけない寂しさ、
そして、新しいものを生み出すつらさを感じます。
でもそのつらさがあるゆえに、まわりの人を引き込めるものを作れるとも思って。
これは残すべき、壊すべき、という議論の先に
きっと新しい東京が待っているはず。
ー時間とどう向き合っていますか?
なにもしていない時間も、
ずっと音楽のことを考えています。
たとえば車に乗ってて、車窓に流れる景色から
なにか音が生まれるのかなって、考えたり。
そういう意味では、無駄な時間なんてないんじゃないかなって。
ー音楽のことをずっと考えるようになったのはいつから?
人から自分の音楽を求められている、ということを知ったときからです。
ファーストアルバムを出したあとから、ですかね。
今思うのは、自分のやりたいことと、
まわりが期待していることのバランスが難しい、と。
自分のスタイルを変えていっても常にかっこいい、というアーティストが理想。
新しいことをしつつ、今までを愛してくれるファンを満足させるような。
ー時計はどんな存在?
時間にあまり頓着しないことで、
誰かに迷惑をかけてしまうことになるので、
そういうときに時計が頼りになりますね。
自分を唯一繋ぎ止めてくれるもの、という感じ。
ー今回の時計はどうでしたか?
NIXONの時計は昔からずっと好きです。
ゴツいものも、シンプルのものもつけてきましたね。
最近は、シンプルだけど、少し硬質なデザインが好き。
今回のシルバーのTIME TRACKERはまさに好きなデザインでした。
ずっと未来じゃない、少し先の未来のような
そんなデザインや音楽、映画に最近特に惹かれます。
PROFILE mabanua
ドラマー、プロデューサー、シンガーとして活躍するマルチクリエイターであり、Ovallのメンバー。
ブラック・ミュージックのフィルターを通しながらもジャンルに捉われないアプローチで全ての楽器を自ら演奏し、国内外のアーティストとコラボして作り上げたアルバムが世界各国で話題に。また、プロデューサーとして100曲以上の楽曲を手がけている。
8月29日(水)に、6年ぶりのニューアルバム『Blurred』をリリースする。
ABOUT WATCHES
THE BASE
丸みのあるケースに、コントラストの効いた色合い。そんな、どことなく昔ながらのストリートエッセンスを感じさせるモデル。ファッション的な要素だけではなく、カレンダー、バックライト、クロノグラフ、カスタムタイマーなど機能面も充実。
¥17,000+TAX
THE TIME TRACKER
スクエア型のトラディッショナルなフォルムに、文字盤へモダンなデザインを施したモデル。古き良き伝統的なフォルムを踏襲しつつ、ミニマリズムの要素を最大限取り入れたインデックス。“フューチャーレトロ”という言葉のピースが相応しい仕上がり。
¥17,000+TAX
INFORMATION
ニクソン
tel_03-6415-6753
https://www.nixontokyojapan.com/
https://www.instagram.com/nixon_jp/
INFORMATION
mabanua 『Blurred』
発売日:2018年8月29日(水)
通常盤:2,500円(+tax)
限定盤:3,000円(+tax)
Official Info:http://mabanua.com/