ギャラリースペース“OPEN STUDIO”が期間限定で青山にオープンしている。ここは様々なクリエイターが空間作りや限定コレクションの制作などを行うリミテッドショップだ。
現在、90年代に一世を風靡した“FIRST DOWN”を2ヶ月限定で展開中。

Vol.1のPOP UP STOREはファ一ストダウンのルーツでもある90年代を感じさせる部屋を再現。
そのスペースのインテリアサポートはラッパーでもある“ZEN-LA-ROCK”が担当！ZEN-LA-ROCKが昨冬にFIRST DOWNを着用していた事から実現したこのスペースは、彼の解釈する90年代のイメージとファーストダウンが交差するここでしか見られない空間に仕上がっている。

1980年代アメリカで誕生した”FIRST DOWNは、80年代から90年代のファッション、音楽においても重要な歴史のひとつ。

80年代に高い機能性と優れたデザインでアウトドア、タウンユースで支持され始めたこのブランドを感度の高い若者たちが見逃すはずはなかった。90年代に入り音楽とファッション好きの若者たちへ急速に受け入れられていき、NYを象徴するダウンジャケットとなっていったのだ。その背景には88年から発行されたヒップホップ専門誌THE SOURCEの存在も。

THE SOURCEを読まなければ誰よりも早くリアルな情報を得る事が出来ず、そこに掲載されているファッションはトレンドを生み出す存在となっていった。そのTHE SOURCEに毎号のように掲載されるFIRST DOWNの広告は常に話顆の的。
Jamie Foxxや現在は俳優のTyrese Gibson、NBAプレーヤーのStephon Marbury等をモデルに起用した広告は大きな話題を呼び、それに魅了された多くの若者たちはダウンジャケットを身につけていた。

そしていつしかFIRST DOWNは、極寒のニューヨークを象徴とする定番のブランドのひとつとなったわけだ。

そんなFIRST DOWNが、2018年秋冬より再スタート！ファーストコレクションは、世界的に有名なストリートブランドの元ネタにもなった、テープ使いやリバーシブルのデザインが特徴的なバブルダウンジャケットを中心に、FIRST DOWNの定番とも言えるモデルをラインナップ。ただの復刻ではないのがまた魅力、シルエットは現代的かつ都会的にアップデートとなった。

最後に”FIRST DOWN”の世界観が十分に感じられるショップで行われ、大盛況だったレセプションの模様をお届けする。

また12月上旬スタートのVol.2では、小木”POGGY”基史がセレクトしたクリエイター陣によるプロジェクトがPOP UP STOREに！機能性はさることながらそのデザイン性の高さで多くの支持を集めたファ一ストダウンの新たに再構築されたアートピースが生まれる。
このショップ限定で展開されるアイテムのハイクオリティにぜひ注目したい。