LA拠点のストリートブランドCarrotsによるポップアップが11月2日~11日の期間で東京・原宿で開催された。今回のイベントは沖縄のショップ、chocolatejesusによるもの。会期中、様々なアイテムがドロップされていく同企画に招聘されたコラボレーターには、VerdyをはじめGolf Wangなどホットなアイコンたちが名を連ね、連日大盛況に。Girls Don’t Cryのコラボアイテムのリリース当日、Carrotsを手がけるLAストリートのアイコンAnwar Carrotsにインタビューを敢行、翌日のアフターパーティまで密着した。このコンテンツは現在発売中のEYESCREAM No.169にも掲載されているが、ここでは、載せきれなかった写真と共にお届けしたい。
“今のVerdyはくだらないフェイクは見抜けるし、やるべきことが分かっている”
ー今回のポップアップについて教えてください。
日本の友人たち、それから世界のストリートカルチャーに向けて、Carrotsとは何かを伝えられる内容になったよ。Anwarワールドがここにぎっしり詰まってるね。
ーコラボレーション相手を選ぶ基準は?
自分のブランドを成長させてくれる相手であれば。サンリオやK・SWISSは、認知度を世界的に広げてくれるきっかけになっている。でも、知り合いの小さなブランドとの取り組みも多い。Carrotsは、コラボレーションに対してオープンだけど、全てのパートナーにリスペクトを持っているんだ。
ーユニークなDIYブランドはどうやって見つけるんですか?
もともと小さなブランドとして、始まったから、常にインディペンデントなシーンには目を向けているんだよ。どうやってここまで来たかってマインドを常に忘れないようにしてる。似たようなバイブスを持った面白いスモールブランドとは自然と惹かれ合う気もするね。
ーどんなブランドがかっこいいと思います?
大事なのは、ムードが感じられること。ブランドの名前、ロゴ、お店にかかっている音楽から、ライフスタイルの匂いがするとクールだね。あとは小さいブランドから成長していく過程も好きだよ。
ーVerdyにはどんな魅力を感じますか?
出会った頃に、自分が本当にやりたいことだけをした方がいいって話をしたんだ。そこからの彼の躍進はすごいよね。今のVerdyはくだらないフェイクは見抜けるし、やるべきことが分かっている。だから本当に強いよ。あとは彼のポジティブな人間性の上にアートが乗って、完璧な形に仕上がってるんだ。どんなに良いアーティストでも嫌な奴だったら魅力を感じないからね。
ーCarrotsの今後の展望は?
Carrotsのゴールは世界中のどんな人種でもどんなスタイルでも老若男女問わず着られるような生活の一部になること。だからブランドとしてさらに成熟していきたい。自分の道を示してくれた日本のストリートのOGたちからも多くのことを学びたいと思ってるよ。
ポップアップはchocolatejesusのスタッフも訪れ、お客さんの対応に。Anwarとも直接繋がりを持つ彼らならではのイベントだったのではないだろうか。
After Party
tokyovitamin with Carrots
@PIZZA SLICE 2
Carrots™️ Temporary Store Harajuku の最終日となった11月11日の夜、青山のPIZZA SLICE 2にてクロージングパーティーが行われた。AnwarやVerdyがフックアップするアーティストたちがtokyovitaminに加え、NYよりEstiee、yellowtechがサウンドをオーガナイズし、Anwar自身もDJプレイを披露した。会場には、ラッパーやスケートクルーなどストリートシーンのニューフェイスたちで大盛況。東京、LA、NYのストリートコレクティブが一堂に会し、次世代のグルーヴが感じられたイベントの模様をお届け。
Anwar Carrots
LAの人気ラッパーCasey Veggiesらと共に「Peas N’ Carrots」というファッションレーベルを始動した後、自らの名を冠したブランド「Carrots by Anwar Carrots」を手がける。LAストリートを語るには欠かせない人物。