出版レーベル「1.3h」より、写真家・阿部裕介の初となる写真集『ヨサリコイ』が出版された。
昨年、本場・高知の「よさこい祭り」を訪れ、祭りに集う人々の姿や街の情景に感銘を受けた阿部が、よさこい祭りの情熱や衝動、そこに見られる人々の根源的な美しさを切り取った一冊。編集は『モウタクサンダ・マガジン』編集長の山若マサヤが、デザインは『TOKYO VOICE』などのアートディレクションを担当する荒金大典が手がけた。
現在、今年度のよさこい祭りでの展示・撮影の開催費を募るため、クラウドファンディングが実施されている。気になる方はぜひこちらよりアクセスしていただきたい。
また、5月18日(土)には高知蔦屋書店にて「ヨサリコイ」写真展及び、映画製作をキッカケに高知に惚れた映画監督、安藤桃子とのトークイベントも開催される。2人のクリエイターが魅せられた高知の魅力が余すことなく語られるとのこと。こちらも気になるところ。
「初めて高知を訪れたのは2018年春、高知の豊かな自然や食文化、情熱的な人々に出会い、感動を覚えました。そして再び訪れた高知で約2万人の踊り子たちが朝から晩まで高知市内を踊り歩く“よさこい祭り”を体験しました。踊り子たちはチームごとに列を成し、時に真剣に、時に笑顔で、あるいは涙を流して、前へ前へと力強く進みます。職業や年齢も関係なく、誰もがそれぞれの物語の主役として輝くその姿は極めて芸術的に映りました。写真集と展示を通して、より広く多くの人によさこいの、そして僕たちが忘れていた、あるいは知らなかった日本の美しさを共有したいと思っています。ー阿部裕介」