【Interview】BLUE ENCOUNT初のホールツアー開催! FREAK’S STOREとのコラボTがライブグッズに

BLUE ENCOUNT初のホールツアー開催ということで、ファンの方々が喜んでくれるようなグッズを作りたいなと思い、衣装含めプライベートでもお世話になっているFREAK’S STOREさんに相談してみたんです」(田邊)。とのことで始動したプロジェクト、BLUE ENCOUNT × FREAK’S STORE 2019 HALL TOUR COLLABORATION GOODS。その撮影現場にお邪魔して、同コラボアイテム、6月に控える初の全国ホールツアー、ひいては6月5日に発売のニューミニアルバム『SICK(S)』についてメンバーに話を聞いた。

江口雄也(Gt.)田邊駿一(Vo.Gt.) 高村佳秀(Dr.) 辻村勇太(ba.)

本コラボでリリースされるグッズは全部で5モデル。FREAK’S STOREの公式ECおよび、ホールツアー会場隣接店舗での購入が可能な“apartment of SICK(S) TEE”と、ツアー会場のみで限定販売される4種類の“LIMITED DESIGN TEE”だ。

フロントに今ツアーのチケットをイメージしたグラフィック、バッグにはBLEN(ブルエン)をFS(フリークスストア)で挟んだ“FBLENS”のフォントワークが施された“apartment of SICK(S) TEE”は、ドロップショルダーが採用された着回し力抜群の一枚。上からジャケットを羽織るもよし、インナーにシャツをあわせて個性的な着こなしを楽しむのもオススメだ。カラーは定番のホワイトとブラックの2色展開。

そして、シルエットからデザインに至るまで、メンバーそれぞれの個性が落とし込まれた、“LIMITED DESIGN TEE”。そのデザインへのこだわりたるや、皆さんひとしお。という事で、今回はこちらにフォーカスして、一人一人に詳しくポイントを聞いた。

90年代風ダサカラーのアイテムを発見すると、買わずにはいられない

田邊:僕は最初からドロップショルダーで行くと決めていましたが、ショート丈も最近波に乗ってきている気がして。その絶妙な感じのシルエットを追求しました。グラフィックのテーマは“平成シック”。ホームシック的な感じの“シック”と、6月にリリースするミニアルバムのタイトル『SICK(S)(シックス)』をかけて、想いを馳せるべき“平成”という時代を象徴するワード、ポケベル、コギャル、フェミオなんかを配置しました。

ラベンダーっぽかったり、淡いパステル調とか、90年代っぽさを感じるダサめな色味をチョイスして、ユーズド感を出しました。バックで主張する分、フロントはシンプルに。フリークスさん直伝の売れる黄金比が取り入れられたバッテリーイラストも、実は昔のガラケーの。ホワイトTのベーシックカラーなので、たくさん着回していただければ嬉しいです。

フロントとバック、両方に付けたポケットがアクセント

江口:僕のこだわりはまずこのシルエットですね。普段から自分が着ている丈感を採用しました。フリークスさんで打ち合わせをした際もレディースに目が行って、着てみたらこれだ!と即決で。あとは単純にワンピースを着ている女性が好きなので(笑)、ぜひ女子にも一枚でさらっと着こなしてもらいたいです。男性は僕みたいに全体的にゆるっとした感じで合わせるのもいいですし、タイトめなボトムスやショーパンでもいいのかなと思います。

バッグのグラフィックは、Tシャツ制作当時にリリースした曲がアニメ『BANANA FISH』のテーマソングだったこともあり、カラーはそこから。“SAVE YOU”は2013年にリリースしたアルバム『NOISY SLUGGER』に収録されている「SAVE」の詩を引用しています。狙うはメンバーの中で一番売れること(笑)。ライブ衣装としてもガンガン着て、アピールしていきたいですね(笑)。

ブルエン高村 × ブル友の会 × もっこす

高村:ホワイトとブラッグがメンバーの中でも人気だったので、僕はあえてネイビーに。普段はシンプルな服ばっかですが、実は店に行って一番最初に目につくのはピンクとか赤の派手な色。だから今回は自分自身に素直になって、少しだけ冒険をしてみました。ピンク×ネイビーの組み合わせもいい感じですよね。胸元のロゴの意味は、ブルエン高村×ブル友の会(モバイルサイト内の高村コンテンツ)と思ってたんですけど、今えぐっちゃん(江口)に言われて採用したのが、ブルエン高村×もっこす。もっこすは熊本弁で“頑固者”みたいな意味で、まさしく熊本人。なのでトリプルミーニングで行くことにしました。

メジャーデビューした頃は、僕=ボーダーが定着していたのに、ここ2、3年ボーダー離れが進んでまして。まぁ単純に飽きただけなんですけど。今回は初心に戻って、バックにボーダーを感じさせるグラフィックを入れてみました。僕は売り上げ競争には参戦せず、好みに共感してくれる人が買ってくれれば嬉しいなという感じです。

蓮の花が咲いた愛用のピックが粋

辻村:昔からバスケをやっていたこともあって、ライブの時も常にタンクトップなので、そのあたりのアイデンティティーを落とし込みました。“THE 辻村”って感じです。“舞流演”(ブルエン)はフリークスさんやメンバーにも意見をもらい、悩み抜いた結果この3文字に。実際に使っているピックをスキャンして再現してもらったグラフィックも気に入っています。“汚い泥をすすればすするほど、綺麗な花が咲く”という由来がある蓮の花が昔から好きなんです。

バックプリントには、自分がニューヨークに行った時に撮影した思い出の写真を。今のTwitterアイコンの背景と同じです。自分は一枚で着がちですけど、今日みたいに色物のタンクトップと合わせるのもありですね。これだと女性も気にせずに着れますし。まぁ僕としては女性にもこれ一枚で着ていただけると嬉しいですけどね(笑)。

ーここからは皆さんの今後の活動について伺っていきたいと思います。まずは、今回のコラボプロジェクトの主役、6月から始まるホールツアーですが、初開催に至った経緯を教えてください。

田邊:僕らみたいなロックバンドのライブってイコール、狭い箱でお客さんとの一体感を楽しむ、っていうのが一般的なイメージだと思うんですよね。じゃぁ改めて俺らはどういうバンドなのかってことを考えた時に、土台となる演奏がしっかりあって、そこに僕の歌がのっかる。大小関係なく届けることができるのがブルエンだなと思って。だからこのツアーはブルエンの試金石です。今の実力を知ることができる貴重な経験になると思っています。そうなったら初日は、自分たちの原点、熊本から挑戦して行こうぜって、満場一致で決まりました。

ーさらに、6月5日にはミニアルバム『SICK(S)』がリリースされますね。音源ミニアルバムとしては約1年ぶりとなりますが、なぜこのタイミングでのリリースだったのですか?

田邊:今年の1月、めちゃめちゃ久しぶりに4人だけで居酒屋で酒を飲んだんですよ。スタジオでのリハーサル終りに僕がみんなを誘って、3時間くらいじっくり語らいましたね。飯はたまに行くけど音楽の話をしたのは久しぶりでした。これを次へのターニングポイントにしたいなと思い、新しいアルバムを制作することを決め、そのまま1月末から2月の頭までに全曲作り上げました。ホールツアーとか気にせず、衝動のままに作った作品なので、内容はめちゃくちゃエモーショナル。いい意味でBLUE ENCOUNTがまっさらに戻った状態でできたアルバムになりました。皆さんの反応が楽しみです。

ーホールツアーで、『SICK(S)』収録曲が披露されるのを楽しみにしています! もちろん皆さんがコラボTシャツを着てステージに立つのも期待しています。

江口:僕は毎日着ますよ!

田邊:夏だし、白だし、洗濯が追いつくか。辻村はライブ前のランニングから登場じゃない?

辻村:地方行った時には毎日ランニングしているので、ランニングもライブもこれさえあれば1枚で完璧です。

田邊:そんな感じで多分みんな毎日着るので、楽しみにしていてください。

INFORMATION

BLUE ENCOUNT × FREAK’S STORE 2019 HALL TOUR COLLABORATION GOODS

apartment of SICK(S) TEE/ LIMITED DESIGN TEE
https://www.freaksstore.com/news/2019/05/blue-encountt.php

BLUE ENCOUNT HALL TOUR 2019
-apartment of SICK(S)-

2019.6.9(Sun)
熊本市民会館シアーズホーム夢ホール
開場 17:00/開演 18:00
2019.6.21(Fri)
中野サンプラザホール
開場 18:00/開演 19:00
2019.6.28(Fri)
大阪オリックス劇場
開場18:00/開演 19:00
2019.7.15(Mon)
名古屋市公会堂
開場 17:00/開演 18:00
https://blueencount.jp/

『SICK(S)』
2019.06.05 Release