ユースの反骨精神の象徴として半世紀以上に渡って不動の地位を確立しているDr.Martens。
世代やジャンルを超え、さまざまなミュージシャンたちの足元を彩り、音楽との結びつきは確固たるものとなっている。
今シーズンのキーコンセプトは、ALTERNATIVE。
既存の慣習にとらわれない新しい文化を発信し続けるDr.Martensのブランド哲学を端的に表した言葉であり新たに登場したプロダクトにも、パンク、サブカルチャーのDIY美学が息づいている。
ニューコレクションのリリースに伴い、日系アメリカ人TakumiとMeiからなる2人組ユニット、MIRRRORとスペシャルフォトセッションを行った。
リベラルで新しい感性を持った注目アーティストとEYESCREAMとによるスタイル提案で、Dr.Martensの持つ革新性と普遍性に迫る。
「視野が広がるようなメッセージを伝えていきたい」
ーまずは、2人で音楽をはじめたきっかけを教えてください。
takumi:自分は19ぐらいから、独学でピアノをやっていてジャズアルバムも出していて、3年前に日本に来てからはバンドとしても活動しています。meiとは好きな曲の趣味も似ていたし、言葉に出さなかったけど、一緒に音楽がしたいとずっと思っていました。
mei:そう。それは私も同じ気持ちで、不思議とお互い一緒に音楽を作りたいと思っていたんですよ。感覚、考え方も近いし、通じ合う部分も多くて。それで去年、じゃあ、やってみようか!って、そんな軽いノリで最初はスタートしました。
ー大人になってから日本に来た2人が、感じたことや普段の会話の内容を楽曲にしているんですよね?
takumi:二人とも見た目は日本人っぽいんですけど、中身が日本人ではないので、やっぱりカルチャーショックだったり、わざとじゃなくても意見がぶつかったりすることは出てくるんですよね。そういう違和感やアンバランスについてを歌詞にしていますね。
満員電車とかキツイです(笑) 全部、些細なことなんですけどね。でも毎日過ごしていく中で、これは違うな、新しいなって日々思うことはたくさんあります。
mei:お互い似たような経験をしているからリリックに出てくることも共通しているんですよ。自分たちがアメリカ人だっていうことがそもそも理解してもらえなかったりとか、東京みたいな都会に居ても、日系のアメリカ人に接したことがない人の方が多いんだなっていうのはビックリしましたね。
takumi:電車も、街もそうですし、考え方もまだまだ狭いように感じます。
ーファッションについても違いは感じましたか?
takumi:自分たちが産まれたカリフォルニア州のベイエリアは気候もあって基本的にTシャツだったり、みんなラフ。ファッションセンスは東京に来てかなり変わりました。
mei:私もファッションを楽しむようになったのは、東京に来てモデルの仕事をするようになってからですね。カリフォルニアでは、女の子も周りはみんなファッションに興味がなくて、お洒落な人でも気にするのはスニーカーや靴ぐらいでした。
takumi:サンフランシスコとかだとDr.Martens履いてる人多いんですよ。だから小さい頃からDr.Martensという存在は認識していました。
mei:確かに、サンフランシスコ市内はパンクカルチャーが強いから、ファッションもそういう系統ですね。
ーDr.Martensを一言で表すと?
mei:クラシック。
takumi:タイムレス。
ーDr.Martensの新作を履いた感想は?
takumi:THE PUNKって感じで、自分が思う、これぞDr.Martensだな!というムードが味わえて気分が上がりましたね。自分で普段履く時は、もっとクラシックなローファーを選びがちなので新鮮に楽しめました。
Dr.Martensは、ベースにあるオリジナルが良いから、コラボレーションモデルも好きでチェックしてます。いろんなテイストが楽しめるのも魅力ですよね。
mei:私もかなり好みでした。自分で衣装を選ぶ時に近くて、ジャケットに合うなと思いましたね。でも、普通のTシャツ&デニムで足元はDr.Martensっていう定番のスタイルもすごく好き。誰が着ても可愛いし、やっぱり間違いなくアイコニック。
ー日本でも少しづつ、社会に対してオピニオンを持った人たちがインフルエンサーとして注目されつつある空気を感じています。その中でやっぱりMIRRRORは出自も含め、新しいスタイルや価値観を提示する注目の存在だと思っているのですが、二人は今後どういった活動をしていきたいですか?
mei:まさに、東京でそういう存在になりたいです。いろんな人たちが居て、いろんな考え方があるんだよっていう視野が広がるようなメッセージを伝えていきたいし、アメリカと日本というルーツがあるからこそ、その二つを繋いでいきたい。
takumi:そうですね。音楽だけでなくいろんなカルチャーシーンに触れながら、ワールドワイドに活動していきたいと思っています。
(右)RAMSEY MONK TARTAN (UK3-10) ¥26,000
(左)RAMSEY MONK LEOPARD (UK3-10) ¥26,000
Mei @iemmmei[ig]
ブレザー¥50,000/G.V.G.V(k3 OFFICE)
ワンピース¥48,000/mister it.
中に着たメッシュトップス¥24,000/Aries(Comcode)
ホワイトゴールドのフープピアス¥180,000、シルバーと赤のイヤリング¥54,000/ともにO THONGTHAI(MATT.)
Takumi @nakivaic[ig]
ニット¥150,000/SHINYAKOZUKA X KOTA GUSHIKEN(MATT.)
パンツ¥22,000/NEONSIGN(NEONSIGN)
ブレスレット¥68,000/O THONGTHAI(MATT.)
リング/本人私物
その他/スタイリスト私物
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