世界的に根強いスニーカーブームの中、今や東京のスタンダードも確立されてしまった。
ストリートでプロップスを得るキックスを競うように追いかけ、どこへ行っても足元を見れば似通った退屈なスタイル。
しかし、シーンのルールを覆すゲームチェンジャーは、こんな時にこそ現れるものだ。
今シーズン、PUMAが次なる選択肢として提示する、CELLコレクション。1998年当時、革命的と評された名作が今、同じく90年代に生まれ、新しい価値観で東京カルチャーの未来を担うミレニアル世代の、多彩で軽快な生き方と重なる。
共鳴する東京ミレニアルズとPUMA CELL。これからの、New Tokyo Standardがここにある。
vol.4 OZworld
壁を壊し、世界の景色を塗り替える
「常識より、自分の中の一つのルールを守るだけ」
ーまずは、CELLの感想から。履いてみてどんな印象を持ちましたか?
履き心地がめっちゃ良かったですね。あと個人的に赤って絶対に自分では身につけないカラーなので、自分の中ですごく新鮮で、新しい発見でした。
ーPUMAというブランドにはどういうイメージがありますか?
身近なブランドだけに、前まではそこまで意識してチェックしてなかったんですけど、先輩のアーティストに「絶対PUMA似合うと思うよ」って教えてもらったんですよ。それで見てみたら今の自分にはまるフューチャー感のあるデザインが多いなって。スニーカー好きなんで、最近はPUMAのエイリアンってモデルをよく履いています。
@ozworld_official[ig]
1997年生まれ。
地元沖縄の豊かな自然や宇宙から感じるスピリチュアルメッセージと、ストリートHIP HOPの都会的カルチャーをMIXしデリバリーするラッパー。
ラップを始めわずか3年で第10回高校生RAP選手権にて日本武道館のステージを踏み、「SMASH HIT」(AbemaTV)の楽曲制作バトルでは、見事賞金100万円を獲得。
2019年6月、豪華アーティストを迎えた待望のデビューアルバム「OZWORLD」をリリースした。
ーファッションについてはどんな風に楽しんでいますか?
完全に意味合い重視です。誰がどんな想いで作っている服か、それが自分の考えとどれぐらい重なるかってところですね。タトゥーに近い感覚というか、自己満足って部分も確かにありますけど、それよりも、込められてる意味が重要だと思っています。鏡を見た時に、そのタトゥーを入れた時の記憶を思い出して、スイッチが入って、気持ちを保つことができる。僕はそういう風に洋服も捉えています。色にも全部意味があるし、その日行く場所との繋がりとか、気分とか天気とか、そこまでいちいち考えてしまいます(笑)特に洋服は鎧みたいなものだと思っているので。
ー音楽をやる上で大切にしていることは?
内容と言葉の使い方です。一言一句、めちゃくちゃ考えます。僕の曲にメロディでハマってくれる人も多いんですけど、フロウとか音のノリってただのツールでしかなくて、僕がたまたまその技を使えるってだけじゃないですか。でも実際は、耳の気持ち良さで聴いてる人たちでも、リリックって潜在的に頭の中に入っていくものだから、生活している中で、無意識に残っていたその言葉が、必要な時にパチンと腑に落ちる瞬間が来る時がある。自分は音楽を聴いてそういう経験をしてきたから、僕が作る曲もそうありたいと思ってます。言霊を大事にしているんですよ。言葉一つで人も殺せるし、逆に生かせるし、すごいパワーを持っているんで。ベタかもしれないけど、僕は音楽に命を救われました。時には、誰かが物理的に手を差し伸べる以上の力が、言葉にはあるんですよね。
ーさっきのファッションの話にも繋がるし、考えが一貫していますね。
だから多分周りは自分の世界観が確立できてるとか言うんだと思います。僕は自分の中の一つのルールを守ってるだけで、それは洋服を着るにしろ、飯を食うにしろ、音を作るにしろ一緒で、常にその芯の部分で表現してる。でも、自分が自分であることを忘れないように覚えておく為にやってること、習慣、好きなことが、他の人から見たら珍しいとか思われてるんだろうな。それで、OZWORLDができてるんだなって俯瞰してます(笑)
ーじゃあ、自分としては奇を衒ってるつもりはない?
タトゥーも多いし、蛇とか飼ってるし、杖ついてたりしますけど。杖も、本当に足が悪いからで、生まれつき下半身の感覚がなくて、いま歩けてるのが奇跡って言われるぐらいなんですよ。あと、アルバムでスピリチュアルな内容を歌っていて、でもそういう世界に生きてる人間って普段それを言ったらおかしいと思われるから、あんまり言わないし表現しないんですよね。ただ、俺は開き直りすぎてこれ。この見た目だから、それっぽいやつがそれっぽい変なこと言ってるって面白がられるんで、ある種そうなるのも、一つの武器だと思ってます。
ー自分が周りの人間と違うっていうことに、最初から怖さはなかったですか?
今回自分が地球に持って来たカルマとして身体の問題があるから、そもそも生まれた時から違う。健康な五体満足を“普通”って呼び方をするとしたら、“普通じゃない”の類に分類される方だったし、その視点でずっと生きてきました。「自分て違うんだな」っていうのは物心ついた時から思っていたから、俯瞰して見ると納得できてたし、それが僕にとってはそれこそ普通だった。「ん?」って疑問に思う、合わない人に意識を向けるよりも、純粋に本当に好きなことだけを表現していれば、共感してくれる人を自然と引き寄せる。だから、これからも自分なりの探求を続けていきたいと思ってます。
LQD CELL OMEGA
¥16,280 (税込)
LQD CELL OMEGAは、ハニカム構造のフォームマテリアルであるCELLの壁を取り払い、流動的なジェル状にアップデートされたLQD CELL搭載の最新モデル。そのデザインは90年代後期からゼロ年代初期モデルのCELLのDNAを引き継いでおり、アイレットはCELL ENDURA、つま先の補強パーツはCELL ALIENやINHALE、ソールはCELL VENOMといったアーカイブから着想を得ている。
Pose 1
PUMA x KARL LAGERFELD トラックトップ¥19,800、PUMA x KARL LAGERFELD トラックパンツ¥16,500/すべてPUMA(PUMA お客様サービス)バンダナ/originalfani(スタイリスト私物)
サングラス¥22,490 /BILLIONAIRE BOYS CLUB x ITALIA INDEPENDENT EYEWEAR (BILLIONAIRE BOYS CLUB / ICECREAM TOKYO)
カスタムビーズネックレス¥1,500,000/TADY&KING、pearl Nat custom necklace ¥55,000/SPARKING ともに(RESIST)
Pose 2
シューズ ¥16,280
/PUMA(PUMA お客様サービス)
UTILITY JACKET ¥152,000/FORSOMEONE(FORSOMEONE FLAGSHIP STORE)
ロングスリーブTシャツ¥14,500、ジャンプスーツ¥50,000/Brain Dead(株式会社ORGY)
ゴーグル¥11,000/1992GEAR(STADIUM)
ネックレス ¥178000/SMILY NECKLACE x Ice Mob Inc. by *EVAE+(SUPPLIER)
eagle DIAMOND TOP ネックレス¥2,200,000/LOLObyTADY(RESIST)
INFORMATION
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tel_0120-125-150
puma.com
その他の問い合わせ先
BILLIONAIRE BOYS CLUB / ICECREAM TOKYO:tel_03-5770-0018
RESIST:tel_03-5786-1144
FORSOMEONE FLAGSHIP STORE:tel_03-5708-5838
株式会社ORGY:tel_03-6659-6962
STADIUM:tel_03-6447-1740
SUPPLIER:tel_03-5431-5633