ナイキを代表する技術の1つである”NIKE AIR”は、エア バッグをミッドソールに内蔵したクッショニングシステムであり、ソールのテクノロジーで衝撃吸収性を採用した先駆けでもある。そんなNIKE AIRの存在を広める一端となったのが、1990年に誕生したエア マックス 90だ。エア マックスシリーズの中でも特に人気が高く、ハイテク感漂う斬新なデザインとスリムなシルエットで、スポーツシーンからファッションシーンまで幅広く支持を集めている。
そして2020年、エア マックス 90にスマートフォンアプリのボタン1つでシューズが足をぴったりと包み込んでくれるという、ナイキ アダプトを搭載したナイキ アダプト オート マックスが誕生した。
そのヴィジュアルはエア マックスの生みの親、ティンカー・ハットフィールドのデザインにおける美学のDNAを生かしつつ、エア マックス 90とナイキ マグの要素をサンプリング。厚いミッドソールでソール全体の高さを加えた斬新なシルエットに仕上がっている。一方、気になるアダプト機能はといえば、Apple watchやSiriを使って簡単にフィット感を調整できるだけでなく、シューレースエンジンの光の点滅や点灯カラーを13色の中から選んで自分らしく彩ることもできる。
男心くすぐるメカニック要素を余すことなく搭載したナイキ アダプト オート マックスは、値段は¥38500と若者の財布にはちょっと厳しい気もするが、たまには遊びや飲み会を我慢してこういう贅沢をしてみるのもいいかもしれない。