北インドの伝統的な打楽器タブラを自在に操るU-zhaanと、あらゆる楽器をジャンルレスに奏でるマルチクリエイター/ドラマーのmabanuaがタッグを組んだU-zhaan × mabanua。異色の打楽器ユニットが結成から10年以上の時を経て、これまでライブでしか聴くことのできなかった楽曲「Fluffy」をリリースした。
音源リリースを熱望する声に応え音源化となった本作は、10年前に作られた楽曲とは思えないほど現代にフィットするダンサブルなチューン。タブラという民族楽器ならではのオーガニックで軽快なサウンドとリズム、そこに加わるmabanuaの立体的なドラムのビートに浮遊感のあるトラックが融合して、エレクトロの要素もありながら何とも不思議なサウンドスケープを描いている。
暖かくなるこれからの季節に野外フェスで聞きたくなるような1曲。春風に吹かれながらタブラとドラムの弾む会話を楽しんでいただきたい。
この曲は10年以上前に2人で作った曲なのですが、
10年たった今も何度聴いても新鮮に聴こえるのが不思議です。
夜風の中、自転車乗りながら聴いてもらえたらピッタリじゃないかなと思います。
ーmabanua「Fluffy」は、mabanua くんとの2 回目のライブのために作った曲だったと思います。
タイトルがなかったのでとりあえず「新曲」と呼んでいたのですが、なぜかそれが定着してしまい、
10 年以上に渡ってその仮タイトルで呼び続けていました。
もちろんその後も新しい曲は作っていたので、ライブの曲順を決めるときなど非常にややこしかったです。
「じゃあ、3 曲目は新曲にしますか」
「新曲って、この間リハーサルスタジオで作ったやつ?」
「いや、そうじゃなくて新曲」
「あー、新曲のほうね」
などという、自分達でも何を言っているのかわからなくなりそうな会話をしょっちゅうしていました。
今回のリリースにより、きちんとタイトルを付けられたことが嬉しいです。
ーU-zhaan