東京発のオルタナティヴロックバンドHOLLOW SUNSのアルバム“Otherside”をチェックしていただきたい

HOLLOW SUNSはアメリカのパンクやハードコアをルーツに、主にFOO FIGHTERSやJIMMY EAT WORLD、QUICKSANDを始めとする90年代のオルタナティヴ・ロックやポストハードコアからインスパイアされたサウンドを鳴らすバンド。2014年結成の東京拠点の4人組だ。そんな彼らが1stフルアルバム『Otherside』を発表する。結成から約8年を経ての大作とのこと。
このアルバムが面白いのは、オルタナリヴァイバル的なことではなく現代的なアプローチでオルタナティヴロックを表現しているということ。これぞロック的な骨太サウンド感はあるが、グランジやシューゲイザーの要素をふんだんにミックスし、U.S.然とした音像に仕上げている。

タイトル『Otherside』の由来は“三途の川”。このコンセプトには、自分自身のエゴを捨て去り、現世と別れて今いる場所とは反対側(Otherside)へ到達することで、より意味のある生を得ることができるという意味合いが込められている。

制作は2020年末のコロナ禍の最中、アメリカの北東部ペンシルベニアに渡り、TURNSTILE、TITLE FIGHT、CODE ORANGEら名だたるアーティストを手掛けてきた著名なプロデューサー/レコーディング・エンジニアWill Yip所有のレコーディング・スタジオStudio 4にて行われた。
ちなみに、Will Yipがこれまでに手掛けた作品は軒並みビルボードチャートにランクインし、グラミー賞に2度ノミネートするなど、音楽シーンにおける重要人物なわけだが、日本人アーティストをフル・プロデュースするのはHOLLOW SUNSが初。


アルバムのアートワークはカナダ在住の新進気鋭のアーティストでウィルクス・バリのハードコア・バンド、ONE STEP CLOSERの最新アルバムのアートワークなども手掛けるJeffrey Kamが担当し、上記の世界観を形にしている。

HOLLOW SUNSは本作を携えた全国ツアー約20本を2022年7月より敢行予定。ツアーファイナルは12月にSpotify O-WESTとなる。
日本人離れ、と言ってしまうと語弊があるが、世界に響くサウンドだと思う。まずは聴いてみて。

INFORMATION

HOLLOW SUNS 『Otherside』

https://cover.lnk.to/Otherside

2022年6月8日リリース
01. From the Inside
02. Deception
03. Motionless Time
04. Deep Down
05. Nameless
06. Dry Out
07. Searching
08. Learning
09. Gravity
10. Rewinding the Time
11. When It’s Over

“OTHERSIDE” RECORD RELEASE SHOW
w/ CASTAWAY
6/11(土) 下北沢SHELTER

“OTHERSIDE” RELEASE TOUR 2022
7/9(土) 下北沢BASEMENT BAR/THREE
w/ ONIONRING, mother, Bearwear, THE ティバ, Awesome &roid, Forbear, ANORAK!, すなお, The Local Pints
7/16(土) 大阪SOCORE FACTORY
w/ the McFaddin, UNMASK aLIVE
7/17(日) 静岡UMBER
w/ TENDER ABUSE, THE RESTAURANT, Azami, JasonAndrew
8/7(日) 名古屋HUCK FINN
8/20(土) 新潟 CLUB RIVERST
9/4(日) 横須賀PUMPKIN
10/15(土) 仙台TBA
10/16(日) 千葉LOOK
10/22(土) 岡山CRAZY MAMA 2ND ROOM
10/23(日) 神戸BLUE PORT
12/16(金) 渋谷SPOTIFY O-WEST

http://hollowsuns.com
https://twitter.com/HollowSuns
https://www.instagram.com/hollowsuns/