USローファイ・ロックの若き才能、19歳のフィメールシンガーSnail Mailが10月に待望の初来日！

今年6月に、名門インディーレーベルMatador Recordsからアルバム『Lush』をリリースした女性シンガーソングライターのSnail Mail（スネイル・メイル）。このたび、10月6日（土）に初となる来日公演が渋谷WWW Xにて開催されることが決定した。

Snail Mailは、デビュー時にすでにUSローファイ・ロックに旋風を巻き起こす新たなスターとして注目されていた。上述のアルバム『Lush』の先行シングルカット『Pristine』が米音楽メディア・Pitchforkの“Best New Track”に選出され、耳の早い音楽ファンの間で話題となる。そして、Snail Mailことリンジー・ジョーダンが、デビュー時にハイスクールを卒業したばかりの18歳の少女だったことも同時に話題となった（そして、圧倒的にかわいいことも）。

Snail Mailは、『Lush』リリース直後の6月に19歳になったばかり。あまりにもみずみずしい若き才能、アンファンテリブルな少女の音楽は、ティーンエイジャー特有の鬱屈した感情と溢れでる疾走感を兼ね備えたようだ。4月に公開となった『Heat Wave』のミュージックビデオにおいても、その要素は垣間見える。

90年代オルタナティヴを意識したサウンドは、Dinosaur Jr.やSebadoh、Pavementなどを彷彿とさせ、疾走感のあるギターと物憂げな歌声が、なんとも絶妙なバランスでなつかしさを覚えさせる。さらにドレス姿で気だるげにかき鳴らすギターが、フェンダーのジャガーというのもシンボリックである（シンボリックすぎるほど）。

才能を開花し始め、今まさに何者かになろうとしているような大きな期待をさせるSnail Mail。90年代の儚さを携えて、一瞬のきらめきを感じさせる彼女の初となる来日公演を見逃す手はないだろう。