ラップアーティスト、そしてHIP HOPヴォーカリストとして15歳でデビューを果たしたTANAKA ALICE。
プロデュースを手がけるのは、当時若干13歳であった彼女のタレント性に惚れ込んだと言うGIORGIO CANCEMI(NERDHEAD/SO’FLY)。
倉木麻衣、超新星といったアーティストを手がけたヒットメーカーのもとでスキルを磨き、10代らしからぬパフォーマンスを見せつけながら、5年間を駆け抜けてきた新世代のガールズアイコン。
そんな彼女が、7月に2枚同時リリースされた最新タイトルを引っさげ、今後の活動を活発化させる。20歳を迎え、より一層大人の輝きを放つようになった彼女に話を聞くことができた。
「歌、ダンス、ラップ。この3つで作られているのがALICEの世界観で、私はそれが好きなんです。」
ー音楽やダンスには幼少期から慣れ親しんでいたんですか?
ALICE:3歳の時にダンスを始めました。最初はバレエ、小学校4年生でHIP HOP、中学生でJAZZとジャンルもどんどん広げていった感じです。歌も小2で歌手になりたいって思ってからずっと習っていました。
ー当時聴いていた音楽や、自身のバックグラウンドとなったアーティストは居ますか?
ALICE:基本的に洋楽で、自分が良いなと思ったものをジャンルレスに聴いてきました。歌とダンスのレッスンで使われていたのが、ほとんど英語の曲だったので、自然と一通りの名曲と呼ばれるものは染み付いていたのかもしれません。
刺激を受けたアーティストはいっぱい居ますね。Michael Jacksonもそうですし。でも、小2の時に一番最初にお母さんにお願いして買ってもらったCDはBeyonceとFergieでした。
ーしっかりDIVAを選べるあたり、かなり早熟な小学生だったんですね。その後、中学一年生でデビューするわけですが、どんな10代でしたか?
ALICE:デビューして、自分のCDを買いに行った日のことは、すごく印象的で記憶に残ってます。小学校低学年の頃、ビンゴ大会でCDショップの商品券が当たった時に、”私はこの券を使って自分のCDを買うんだ”って決めてたんですよ。そしたら、本当にその券の有効期限内にデビューできたんです!デビュー後は、学業を優先させてもらえる環境をつくっていただけたので、ちゃんと学生生活も楽しめましたね。
音楽活動につまづいた時期が中学の時にあって、少し休憩したんですよ。でも一度止まってゆっくり考えてみたら、やっぱり歌とダンスがやりたいって想いが強くなっていって。そこからは、夢中で突っ走ってきました。
ー20歳になってみて、何か変わったことはありますか?
ALICE:楽曲の面で言うと、大人っぽい曲も歌いたいと思い始めました。これからは、どんどん新たな一面を出していけたらなと思ってます。
ー最新タイトルどちらの作品にも入っている”ラップ”というのも一つ大きな特徴だと思います。MCバトルのブームから、HIP HOPやラップが注目されていることもあって、ALICEさんが、フィメールラッパー、HIP HOP シンガーなど、いろんな呼ばれ方をしているのを目にします。
ご自身としては、何が一番当てはまると思いますか?
ALICE:どれも正しいですね。ラップも歌も踊りもしますし、それがALICEなので。フィメールラッパーとして……
【続きは発売中の本誌EYESCREAM9月号にて】
INFORMATION
『HELLO HELLO』
1. Hello Hello
2. Kiss My A☆☆
3. Kissin’ U
4. I Ain’t No Satisfied
5. I Ain’t No Satisfied(Jazzmatic Remix)
『運命』
1. 運命
2. We Don’t Care What People Say
3. Walk This Way
4. Champion
5. 運命 (Acoustic Version)
All the songs produced
by GIORGIO CANCEMI.