死後発表された直筆詩集の新訳版が発売。2パック詩集『ゲットーに咲くバラ』。

1996年、25歳で凶弾に倒れた伝説のラッパー、2PAC。彼の死は、今なお謎に包まれ、彼の詩は、今なお世界を変え続けている。

死後発表され大きな話題を呼んだ直筆の詩集には、彼が18歳から20歳頃まで書きためていた詩が綴られていた。繊細でユーモア溢れる詩の数々からは、名声を得た天才ラッパーとしての2PACではなく、誰も知らなかった彼の詩人としてのアーティスティックな一面が垣間見える。

そして、2017年12月。2PACの生涯を描く映画『オール・アイズ・オン・ミー』の公開に合わせて、同作の字幕監修を務めた丸屋九兵衛による新訳版が刊行決定。ヒップホップ/R&B 専門サイト『bmr』の編集長であり音楽評論家の丸屋九兵衛による自著『丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ』(スペースシャワーネットワーク)も12月に出版予定となっている。

死後20年を経た現在も愛され続ける「史上最高のラッパー」の感性に触れてみよう。

INFORMATION

『The Rose That Grew From Concrete
ゲットーに咲くバラ 2パック詩集【新訳版】』

1,400円
著:トゥパック アマル・シャクール
訳:丸屋九兵衛
(PARCO 出版)