大阪のニュースポットとなる芦原高架下のこけら落としに、今年7月ギャラリー月極にて開催された「CHAOS LAYER」が招聘される。KOSUKE KAWAMURA、GUCCIMAZE、YOSHIROTTENによる新たな手法で制作されたデジタルコラージュ3枚をキャンバスに落とし込んだ平面作品に加え、CHAOS DESKと名付けた3人の制作現場を融合し、変異的に立体コラージュされていくインスタレーションを展示する。
グループ展ではなく3人で1つのものを作り上げたい、というYOSHIROTTENの提案のもと実現した本企画。作品の制作は、1人目が制作した元データを2人目が編集・加工し、3人目へ送り編集・ 加工を重ね完成させていくという手法で行われた。
通常では、作家が制作途中のレイヤーデータを他人に渡したり、触れさせることなど起きえないこと、完成後のコメントでGUCCIMAZEは、「どこまでデータを触って良いのかも分からない中で自分なりに試行錯誤し編集をしていくのはある種の背徳感も感じた。」とも語っていることに、本コラボーレションの危うさ、難しさが感じられる。三者三様が試行錯誤した末に生まれた絶妙な融合をご覧いただきたい。
INFORMATION
「CHAOS LAYER」
開催:〜2021年12月26日(日)12:00〜18:00
休廊日:火・水・木
会場:芦原高架下(大阪府大阪市浪速区芦原2丁目2−8)