ヴァージル・アブローの創作哲学とヴィジョンを紐解く対話集『ダイアローグ』が刊行

昨年11月に41歳で急逝したヴァージル・アブローが遺した、2016年から2021年までの主要なインタビューや対談、座談会9本を厳選収録した日本オリジナルの対話集『ダイアローグ』が7月15日（金）に発売される。

自身のブランドOff-Whiteでのストリートウェアとハイファッションの融合をはじめ、NikeやIKEA、Mercedes-Benzとの斬新なコラボレーションなどを行ったヴァージル。本書では、ヴァージルのアイデアや仕事術、思想、生きかた、黒人としてのアイデンティティが、余すところなく語られるほか、現代美術家トム・サックスとのスタジオトークや、2019年にシカゴ現代美術館で開催された大規模個展「Figures of Speech」（同展は7/1から来年1/29まで米ブルックリン美術館に巡回する）のカタログに収録された建築家レム・コールハースとの対談、『新潮』2022年3月号で紹介されたヴァージル生前最後のロングインタビューなどを収録している。

版元は、ヴァージルがハーバード大学デザイン大学院で行なった公開講義を採録した『“複雑なタイトルをここに”』も出版しているアダチプレス。装丁は、『STUDIO VOICE』『PARTNERS magazine』などの雑誌のアートディレクションを手がけるデザイナー／アートディレクターの坂脇慶が担当した。

以下、著名人のコメント。

「彼の発言はすべて引用に値する」フランク・オーシャン（ミュージシャン）

「真の天才クリエイター」BTS（アイドルグループ）

「預言者がまたひとり早逝してしまった」パティ・スミス（詩人・ミュージシャン）

「世代ごと刺激してくれてありがとう」ビヨンセ（歌手）