adidasがサポートしているストリートフットボールリーグ「TANGO LEAGUE(タンゴリーグ)」。先日6月16日(土)に、そのリーグマッチの最終戦となる「TANGO LEAGUE JAPAN FINAL 2018」が開催され、日本のストリートフットボール界で最も輝くプレイヤーが決まった。それが、千葉県出身の大学生プレイヤー、千坂奎(呼称:チサカケイ)だ。ジャパンファイナルを制したチサカケイは、日本代表としてストリートフットボール世界大会「TANGO LEAGUE GLOBAL FINAL」の出場権を手にした。
6月14日(木)に開幕した「2018 FIFAワールドカップ ロシア」。先日、サッカー日本代表の決勝トーナメント進出も決まりさらに大きな盛り上がりをみせている。そんな最中に、adidasによるプロジェクト「CREATOR’S COLLECTIVE」が始動した。このプロジェクトは、ストリートからスターダムへと駆け上がっていくチサカケイというプレイヤー、そして彼と呼応するクリエイティビティーを持ったクリエイターやアーティストたち、そのコラボレーションを実現していくことで日本の代表としてロシアへ向かう彼を応援/サポートしていくというものだ。フットボールを通じてクリエイティビティーを表現していくadidasのコンセプトを表現するものでもある。
そんなCREATOR’S COLLECTIVEプロジェクトのひとつとして、今回フィーチャーされたのがグラフィックアーティスト/イラストレーターの上岡拓也である。
水曜日のカンパネラやKOHH、KANDYTOWN、YENTOWNなどのアートワークを手がけたことでも知られる上岡拓也が今回のコラボレーションで、サイネージのグラフィックとフットボールジャージを制作した。
グラフィックは、渋谷駅ハチ公前広場に掲げられたビルボードに実際に上岡拓也がチサカケイの肖像画を描写したものである。同ビルボードには、リオネル・メッシや香川真司といったプロプレイヤー、そしてファレル・ウィリアムスやSuchmosのYONCEといったadidasと縁のあるアーティストたちによるadidasの「Creativity is the Answer」のグラフィックが掲げられていた。そこに、6月30日(土)から、上岡によるチサカのコラボグラフィックが加えられたのだ。そうそうたるプロプレイヤーやアーティストが並ぶ場所に加えられたチサカケイ。今回のグラフィックはこれからの飛躍を願うようなものになっている。また、渋谷ハチ公前広場というシンボリックな場所に掲げられたことも、彼がスターダムへと駆け上っていくことの表われのようだ。渋谷を訪れた際は、ぜひチェックしていただきたい。
一方のフットボールジャージは、まだ完成のビジュアルは公開されていないが、上岡拓也とともに国内のストリートブランドのデザイナーも参加しているとのことだ。このジャージはチサカケイからインスピレーションを受けたデザインによって制作され、また、実際にタンゴリーグのグローバルファイナルでチサカが着用予定でもある。
日本代表の結果も含め注目のワールドカップ ロシア大会。その決勝を時を同じくしてタンゴリーグのグローバルファイナルも開催される。そこでストリートフットボーラーの世界ナンバー1が決定することになる。若干25歳のチサカケイは、どんな活躍をするのだろうか。ワールドカップ決勝とあわせて、彼のクリエイティビティーを見届けたい。そして、今後も展開していくCREATOR’S COLLECTIVEプロジェクトもぜひチェックしてほしい。