カリブ海での暮らしが反映された、ジョン・ルーリーの個展が開催中

“フェイク・ジャズ”を標榜し、70年代後半〜80年代前半のNYノーウェイヴ・シーンで重要な役割を果たしたバンド、ラウンジ・リザーズのサックス奏者であり、俳優としてジム・ジャームッシュ監督の映画「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ダウン・バイ・ ロー」などへの出演で知られる、ジョン・ルーリーの展覧会「Walk this way」がワタリウム美術館で開催中だ。

1990年代後半、「ライム病」という難病を患って以降、一人で自由な時間にできる絵画制作に活動の場を移したジョン・ルーリー。2006年に展覧会『ジョン・ルーリー: works on paper』をニューヨークのP.S.1にて開催し、この頃から、画家としてのジョン・ルーリーが広く知られることとなった。近年は、生活の大半をカリブ海の島に暮らし、作品にも植物や動物などの自然が多く登場してきている。

ワタリウム美術館での展覧会は2010年以来、今回が2度目の開催。会期は7月7日まで。

少年と犬、犬と少年、それ以外は歴史
Boy and dog. Dog and boy. The rest is history.
2013

ヤギとふたつの墓標
The goat and two tombs
2018

こちらへどうぞ
Walk this way
2014

INFORMATION

ジョン・ルーリー展「Walk this way」

会期:2019年4月5日(金)−7月7日(日)
会場:ワタリウム美術館(東京都渋谷区神宮前3-7-6)
休館日:月(4/29、5/6は開館)
開館時間:11:00-19:00(水曜は11:00 – 21:00)
入館料:大人 1,000円 / 学生(25歳以下) 800円
http://www.watarium.co.jp