連載1回目は、1カップ作れば2−3回食べられて、簡単、便利な黒レンズ豆のサラダです。南インド料理が一大ブームですが、このサラダも30分ですっかりインド気分。ベジタリアンに不足しがちと言われる、タンパク質や鉄分、ビタミンBもとれて、 いろいろなスパイスは口の中でカラフルに弾けて楽しく、元気が湧いてきます。友達の家でのホームパーティの手みやげにもぴったり。 まずはこのメニューからお試しいただいて、スパイスの面白さやカラダをリセット、すっきり気分を味わってもらえたら最高に嬉しいです。
作り方
鍋にレンズ豆、水を入れ火にかける。沸騰したら中弱火にして水がなくなるまで炊く。味見してまだ固いようであれば少し水を足して、レンズ豆が崩れない程度にやわらく煮る。煮崩れると食感が重くなってしまうので注意!約20分。
その間に人参とパプリカをグリーンピースと同じくらいのサイズに切る。
豆が柔らかくなったら鍋を火から下し、人参を入れ、蓋をして余熱で蒸らす。
フライパンにオリーブオイルとスパイスを入れ中火でじっくりあたためる。クミン、コリアンダー、マスタードシードが基本の3種類ですが、お好みでクローブ(少し砕くとよいです)、カルダモンの粒、全体があたたまったらシナモンパウダーも加えるとさらに口の中でスパイスがはじけて楽しい味になります。
シードがぱちぱち弾けたら火からおろし、レンズ豆にパプリカ、グリーンピースとスパイスオイルを混ぜ合わせる。オイルで野菜と豆がコートされたら塩で味を整えて出来上がり。
オイルで先にコーティングすることで、少ない塩でも塩味をしっかり感じられ、少し時間が経ってからも美味しく食べられます。
お好みでしたらパクチーを加えるとよりフレッシュで楽しい味になります。
ルッコラやバジルなど他の青みを合わせてみても美味しいと思います。好きな野菜を合わせてアレンジしてみてください。
クミン、コリアンダー、マスタードシードの3種類はこれだけでぐっと本格的な味になる、欠かせない基本のスパイスなので常備しておくと大変便利です!
レンズ豆のサラダだけでもしっかり栄養をとれると思いますが、キャベツとココナツのサラダを付け合わせにつくると南インド気分で上がります。
こちらも超簡単!一瞬でできるのに香ばしくて癖になるおいしさのレシピです。ここにエンドウ豆や枝豆、他の葉もの野菜、炒めたりスライスした根菜等合わせても美味しいです。アレンジしてみて下さい。キャベツとココナツのサラダも、次の日も水っぽくならず美味しく食べられます。
—キャベツとココナツのサラダー
作り方
ココナツシュレッドにほんの少しお湯を入れふやかす。
オイルにクミンとマスタードシードを入れ弾けるまでじっくりあたためる。 少し焦げても香ばしくてスナッキーで美味しいので心配しないでください。
シードが弾けたら、ココナツと塩を足しざっと混ぜ火を止める。
オイルが熱いうちに千切りキャベツにかけてよく混ぜ合わせて出来上がり。
この時は紫キャベツと普通のキャベツ半分ずつで作りました。
是非お試しください;)
[WEEKEND VEGETARIAN]
Vol.00
INFORMATION
あっこ(ROKU Berlin) / 渡辺彰子
1972年静岡生まれ。1990年より東京在住。レコード屋、派遣、洋服屋、コンビニ等のバイトから エイベックス、GAGAなどの大きい会社での制作、PR等様々な職業を経て、2005年3月、東京渋谷区宇田川町に静岡おでんの居酒屋ロクをオープン。2011年の震災をきっかけに2012年2月より急遽ベルリンに移住。 食に対する考えを新たに、その後ベジタリアンに移行し、2012年9月よりROKU Berlin https://www.instagram.com/ROKU_Berlin/
としてケータリング事業を始める。新しいレシピの開発や料理の組み合わせを研究しながら、時間があればリサイクル・コラージュ・プロジェクトJA HAI YES https://www.instagram.com/ja_hai_yes/として裁縫しつつ、総合的にはアクティヴィストを目指して頭の中のカオスを 整頓する日々。