渋谷・スペイン坂にあるライブスペース、WWWとの新連載がスタート。所縁の深いミュージシャンたちに、普段は聞けない自分だけの“ご贔屓”なモノ・ヒト・コトを思う存分語ってもらいつつ、彼らのウラの顔に迫る。
LEXさんのご贔屓 :
旧友との絆(キーホルダー)
第2回は、ユースのカリスマLEX。彼のご贔屓の品は、肌身離さず持ち歩く、必勝お守り的なキーホルダー。幼稚園からの幼なじみであり、音楽仲間の1人である旧友とのエピソードや、音楽活動を支える恋人との関係性など、LEXの実直な人柄が垣間見えるインタビューとなった。
ーヴィンテージ感溢れるキーホルダーですが、元々は何がモチーフになっていたんですか?
「ハワイのシャカが象られていた木彫りのキーホルダーだったんですけど、ずっと持ち歩いているから、だいぶ味がでてきました(笑)。幼稚園から中学校まで一緒にバスケをやっていた旧友からのハワイ土産で、ここから僕の様々なストーリーがはじまった感じです。」
ーLEXさんの歴史が刻まれているんですね。
「小学生の頃、彼はキャプテン、僕が副キャプテンとしてバスケの大会に出場した時に、“これがあれば勝てるから”って渡されて。そのおかげか試合は勝利したし、それ以来、僕にとってのお守りみたいな感じで。いつも財布に忍ばせています。」
ーキャプテンもまだ持っているんですか?
「彼も持ってるんですけど、家に置いてあるから綺麗なままみたいです。この企画のお話をいただいた時に、大切にしているサングラスや少し高価なものなど、何を紹介するか悩んだ結果、ストーリーのあるアイテムにしました。その彼もいまはヒッポホップに興味があって、一緒に音楽をやったりしているんですよ。」
ーその他にも、いつも身につけているものなどあれば教えてください。
「このブレスレットはいつも身につけています。恋人からのプレゼントで、彼女が手作りしてくれたもの。もう4年くらいの付き合いになります。パワーストーンが編まれていて。」
―手作りのクオリティーを超えていますね!すごい。
「さっきのキーホルダーはお財布に閉まっているものだけど、これはいつも腕につけているから、自分のコンディションを整えてくれるし、見るだけで心が強くなります。どちらもなくてはならない、大切なものですね。」