謎のプロジェクトtrolleattrollはLADYBABY金子理江によるもの。MV公開、「ちょっとした救いのようにも」というコメントも

先日、詳細不明のままながらもアナウンスしていた謎のプロジェクト、trolleattroll(トロルイートトロル)が、そのベールを脱いだ。本日12月18日に20歳を迎えるLADYBABYの金子理江がその正体(のひとつ)となる。

このプロジェクトで金子は、さまざまな方面で活躍する気鋭のクリエイターたちとともに、「1人の女性の人生に纏わるアート」を展開していく。

trolleattrollの第1期となるコンセプトは「消失」。“19歳から20歳になる少女とも大人とも言えない狭間の感情へのレクイエム”とし、新曲『lost』がフリー配信。MVも公開された。また今作のジャケットとして、金子理江10代最後の1日を捉えた写真をdropbox、firestorageにてダウンロードできる。

trolleattroll “lost” MV

「lost」のトラックメイクは食品まつり a.k.a foodman、歌詞は真部脩一、マスタリングはOPNやTim Hecker、SUNN O)))などを手掛けるJames Plotkinが担当。MVは杉山弘樹が監督を務め、映像処理をKEZZARDRIXが行った。イメージフォトおよびMVのヘアスタイリングは海外のファッションシーンで活躍するYUSUKE MORIOKA、衣装提供はblackmeansが手掛けている。

さらなる続報は明日、12月19日に。EYESCREAMともども注視してほしい。

金子理江コメント:

19歳。わたしにとってこれまでで最も自由で、それでいて不自由な年齢でした。
わたしの頭は、世の中の退屈やはかなさ、諦めといったものを飄々と悟りながら、
同時にどうしようもなく欲しがったり、失ったり、がっかりしたりするのでした。

周りのひとはよく、大人だといって感心したり、子供らしいと目を細めたり、
わたしはその都合のよさにイライラしながら、
わたし自身、大人と子供を都合よく使い分けることの軽やかさと便利さを満喫していました。

これからはそうもいかないのかと考えると、少しだけ怖いです。

今となってわたしは、19歳という歳を、19歳という感性を大切に思います。
とてもとても素敵な歳でした。
いつしかわたしは、憎んだり、腹を立てることをつまらないと感じるようになりました。
わたしの19歳は、いろいろなことがあったけれど、穏やかでした。
ただ、満ち足りないことの不安と憂鬱を、もて余したり、もて遊んでいたように思います。

わたしはなにを待っていたんだろう。

待つことと憧れることが10代までの特権なら、
はたちを迎えるというのは、人生でもっとも老いることなのかもしれません。
そしてそれは、わたしにとって、ちょっとした救いのようにも感じます。
20歳を迎えたわたしは、今までよりも、もっと思い通りに、もっと素直に、生きて、息をしていける気がしています。
わたしはわたしのすべてを、もっと積極的に作り上げてゆくでしょう。
あとは、大人になること、変わってゆくことを贅沢に楽しみながら、
わたしの中でキラキラと輝いている希望、野望、願望を、
わたしの精一杯のワガママを、広い世界に解き放っていきたいです。

今日をもって、わたしは十代を手放します。
trolleattrollは私の成長の記録となるでしょう。

trolleattroll Rie

INFORMATION

trolleattroll
公式サイト:
http://trolleattroll.com/

Twitter:
@totoroeattotoro

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@trolleattroll

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