どんなにオンラインストアが発達しても、WEBストアが充実しても、何でもインターネットで手に入る時代になったとしてーー。なんでかショップに行くのって楽しいものなんですよね。その店がある街の空気感、スタッフさんの雰囲気、置かれている什器やインテリアなんかも含めて、買い物やコミュニケーションを楽しみたい。そんな行きたいお店に遊びに行ってきましたという本企画、DOORSードアーズー。
新しい出会いへ繋がる入り口がそれ。さぁ、扉を開いて入ってみよう。
第四回目は代官山の O 2号店。
DOORS Vol.04
Shop name_O Daikanyama 2
Spot_代官山
先日紹介した代官山の人気セレクトショップ O から徒歩2分の距離にある2号店。1号店オープンから4年が経ち、取り扱いブランドや商品が増えたことから、より見やすい店舗として誕生した。独自性の高いセレクトが評判の同店は、1号店にディープなブランドを、2号店には少しライトなブランドを展開し差別化を図っているそう。確かに窓から自然光が差し込む明るい店内は、初めてでも気軽に入りやすい。
中へ進むと、未完成なまま、あえて違和感を残したクラシカルな店構えで、1号店同様のブレないコンセプトが感じられる。こちらの店舗は、ハンガーバーを天井から吊り、世界各国のアンティーク什器を無造作に散りばめているのが特徴。オーナーが収集している初期の手塚治虫作品など、ユニークなアイテムが、いちいち目に留まって楽しい。和洋折衷な独特の空間が、浮遊するアパレルアイテムを引き立てているようだ。
また、同店のディレクターが手がけるブランドKAIKOにも注目したい。懐古主義や回顧といった昔から変わらないメンズ服の要素を大切にしつつも、時代、空気、気分を反映したコレクションは、まさにショップのテーマを体現する仕上がり。
ファッショニスタを唸らせる人気ショップのクリエイション。その入り口としてO Daikanyama 2の扉を開けてみよう。
SHOP INFORMATION.
O Daikanyama 2
東京都渋谷区猿楽町25-3 代官山ネクストワンビル2F
tel _03-6455-3361
HP : http://moc-o.com/
Instagram : @o_official_tokyo