11月2日発売の雑誌EYESCREAMは、釣り特集。コロナ禍に密が避けられるレジャーという側面も手伝ってか、空前のブームとして、若者や女性などにも釣りの人気が高まっているようだ。
さて、弊誌サブカルチャーマガジンを標榜するEYESCREAM。ともすれば、釣りをストリートカルチャーのひとつとして捉えて特集を展開しようではないか。
「Fisherman’s Flow」と掲げたタイトルの通り、”ちょっと難しいことは分からないけど、釣り人のノリってなんかイケてるよね? “そんな素朴な憧れを出発点に、”愛すべき釣り人たち”のグッドバイブスから、釣りの魅力を感じ取って欲しい。
巻頭は、このテーマの主人公とも言うべき、スケートボードで遊ぶように釣りを楽しむユースたちのドキュメンタリーからスタート。
スケーターから、芸人、ギャル、プロと、様々な釣り人たちのインタビューに加え、コロコロコミックからバス釣りブームを生み出した伝説の漫画『グランダー武蔵』作者のてしろぎ先生にもお話をうかがった。
さらに、3名の若手写真家による釣りをテーマにした先鋭的なビジュアル、石田真澄が撮り下ろす釣り女(ツリジョ)たちの笑顔(カワイイ)など、目で楽しめる写真企画も充実。
BIM&C.O.S.A.、長塚健斗(WONK)の、それぞれによる1日の釣行密着企画では、自分も釣り旅に同行した気分を味わおう。
そして唐突に現れる、釣りとスケボーをこよなく愛する東京発の謎の集団 Chaos Fishing Club。メディア出演は珍しいメンバーたちが一同に会し、”てきとうにやっちゃうよ?“ バイブスが爆発した6Pは、とにかく最高。お宝コラボレーションTシャツにも奮ってご応募ください。
釣り好き必見のお魚アイテムカタログもお見逃しなく。
バックカバーは、ラッパーでありトラウティストである田我流×DAIWA PIER39。フィッシングメーカー ダイワの提案するリアルクローズを着こなす自然な立ち姿から、人間味とFisherman’s Flowが溢れ出ている。
釣りの楽しさ、格好良さ。それを、あの手この手で伝えようと四苦八苦した一冊。
先輩釣り師の皆様におかれましては、”ポーザーでもいいじゃない”。という優しい気持ちでご覧いただけますと幸いです。