INFORMATION
汐れいら “ハレの日に”
https://ushioreira.com/
https://erj.lnk.to/mhlpXu
https://www.instagram.com/ushio_reira/
USHIO REIRA One Man Tour “ねぼすけ”
https://ushioreira.com/blogs/news/ushioreira_nebosuke03
2002年2月生まれのシンガーソングライター、汐れいら。その歌詞表現と声、メロディで音楽好きを魅了し続け、SNSやライブの現場で沸々と話題を呼んでいる。
そんな汐れいらが、7月6日にデジタルリリースされた新曲「ハレの日に」は、TVアニメ『薫る花は凛と咲く』のエンディングテーマとして書き下ろしたもの。アニメ作品に向けて楽曲制作を行うのも、今回が初だったそうだ。では、本楽曲は自分にとってどんな作品となったのか。また、2024年8月に 1st EP「No one」を発表して以降、ツアーを経ていくうちに、汐れいらは何を思ったのか。そんな彼女の現在地もお伝えしていきたい。
―「ハレの日に」はTVアニメ『薫る花は凛と咲く』のエンディングテーマですが、原作を読んで曲を書き下ろしたそうですね。普段とは異なる制作だったんじゃないですか?
汐れいら:はい。基本的に自分で作った物語を楽曲として表現することが多かったので、いつもとは違うやり方で制作を進めていきました。でも、アニメの物語という正解があったので、自分としては作りやすかったです。メロディや曲の雰囲気も想像しやすくて、楽しみながら制作を進めていきました。
―メロディの話でいくと「ハレの日に」は、これまでの楽曲にないほどに賑やかでメロディアスに感じました。まるでサビが2個あるように感じたんですが、そこは意識した部分ですか?
汐れいら:サビの後に大サビがくる構成は意識的に入れました。もともと曲ネタとして録音していたものがいくつかあって、サビをどのメロディにしようか2通りの間で悩んでいたんですね。私としては、こっちのメロディが合うかな? と思っているものがあったんですけど、どっちがいいか相談した相手スタッフが、もう一方のメロディも合うと言ってくれたので、じゃあ両方使っちゃおう! と思って。それで、私が選んだものを最初のサビに、もう一方を大サビにくる構成にしたんです。
―それでメロディアスに聴こえる構成になったわけですね。実際に曲が完成してみて、どう感じましたか?
汐れいら:私の妹が『薫る花は凛と咲く』の原作を読んでいたので、「ハレの日に」を聴かせたんですけど、「エンディングに流れてそう」って感想だったので、きっとアニメ作品にも合う曲になったんじゃないかと思います。普段であれば、曲の1番の理解者は自分なんですけど、今回はアニメあってのものなので、周りの人が「合っている」と言ってくれたことが嬉しかったですね。
―では、今回のTVアニメ『薫る花は凛と咲く』の世界観について、どの部分に共感が持てましたか?
汐れいら:男の子と女の子、両方の視点が描かれている点ですね。普段、制作している曲でも、片方の登場人物だけではなく、両方の気持ちを想像しながら描くことがありますし、自分の中で物語の全体像を考えたうえで、どっちの視点を主軸に曲へ落とし込んでいこうかを考えることが多いので、そういった意味でも制作しやすかったです。「ハレの日に」に関しては、女の子からの視点で歌詞を書いています。
―それこそ、具体的な単語も多く、歌詞も伝わりやすいですよね。
汐れいら:『薫る花は凛と咲く』の主人公(紬 凛太郎)の実家がケーキ屋さんを営んでいるんですが、そこでパッと結婚式が頭に思い浮かんだんですよね。でも、本当の結婚式を曲にするのも少し違うだろうなと。そこで、結婚式を連想させるように、日常を祝っていく意味合いが表現できたらいいなと思って作詞を進めていったんです。タイトルもそのコンセプトに基づいて、結婚を含む冠婚葬祭の意味を持つ“ハレの日”という言葉を選んだんです。よく私の歌詞はわかりにくいって言われるんですけど(笑)。「ハレの日に」には、そういうテーマがあったので伝わりやすい内容になったんじゃないかなと思いますね。
―そのように作詞作曲にも変化が現れた「ハレの日に」ですが、1st EP「No one」制作の時期と比べて、音楽への向き合い方はどう変化しましたか?
汐れいら:それが、ここにきて作詞をどう進めていくか考え込むようになっちゃったんですよ。簡単でわかりやすい言葉を選べばいいのかがわからないというか。やっぱり自分にしか書けないものを書いてないと意味がないと思うんですけど、難解過ぎてもよくないし、間を探しながらやんなきゃってことを考えています。1年前はこんなこと思ってもいなかったです。
―その悩みに対して何か行なっていることはありますか?
汐れいら:これまで歌詞の内容を読み込んでいく習慣がなかったので、そこを意識的に聴くようにしていますね。例えば、ライブでスッと身体に入ってくるのは、やっぱりみんなが知っているわかりやすい単語や親しみやすい言葉の連なりだったりするんです。じゃあ、私もそうすればいいじゃないか、となるんですけど……。でも、私は文章を読むことでドキドキしたいという気持ちも昔からあって、そこが制作の満足度に関わってくることがあるんです。そこで悩んでいるんですよね。より多くの人に作品を届けるということを考えたら、聴いた時に言葉がリスナーの中にすんなりと入っていくことを考えた方がいいよなってことを理解しつつ、迷走しているような状態です。
―なかなか難しいですよね。ライブの面ではいかがでしょう? 1年前と変化した部分はありますか?
汐れいら:以前はどういうライブにすればいいのかわからなくて悩んじゃっていたし、どういう方向性を向いて何を頑張ればいいのかもわからなかったんですけど、経験を経て、どんな風に見せたいのかがハッキリしてきたと思います。それを踏まえて、今の私はライブすること自体よりも、ライブ作りについて考えて組み立ていくことに楽しさを感じていると思いますね。
―ちなみにですが、6月18日にリリースされた、ねぐせ。の「織姫とBABY feat. 汐れいら」にも参加されていますよね。これはどういう経緯で実現したんですか?
汐れいら:最初、りょたちくん(ねぐせ。のVo)から連絡をもらって、とあるフェスの打ち上げで仲良くなったんですよ。その後も、会う度に、私の歌声を絶賛してくれて嬉しくて。ある時、デモを聴かせてくれて、「今度、デュエットやろうよ」って誘ってくれたんですよね。それが1年ほど前のことで、当時はその場のノリで言っているのかな? なんて思っていたんですけど、本当に実現しちゃって嬉しかったです。
―デュエットも初ですよね。制作はどう進められたんですか?
汐れいら:大枠は、りょたちくんが考えてくれて、だんだんと掛け合いも入れようって話になったんです。それでメロディを一緒に作っていくうちに、「自分の曲の歌詞も使ってみたらいいんじゃない?」ってアイディアをくれたので、私の「恋をひそめて」という曲から引用しつつ、ねぐせ。には「ダーリン」、私には「Darling you」という曲をそれぞれ持っているので、そこからも歌詞を引っ張ってきて曲に落とし込みました。
―実際に共作してみて、どんな影響を受けましたか?
汐れいら:この曲は、デモ段階では打ち込みでしたし、ねぐせ。的にも新しいアプローチがあったんじゃないかと思うんですよね。それを踏まえて、アレンジでこんなにも曲の雰囲気が変わるんだってことを感じました。今後、自分が作曲していく時に、このメロディはバラードだなと思っていても、アレンジを変えれば思いもよらないような表現ができるんじゃないかって気づきがありましたし、今後に活かしていきたいと思いました。
―今後が非常に楽しみです。9月から始まるワンマンツアー「ねぼすけ」では、新たな汐さんの表現に触れられそうですね。
汐れいら:ちゃんとワンマンツアーをやる意味を考えて臨もうと思っています。自分の中から伝えたいことも出てきていますし、ライブでどう自己表現したいのかを考えて、それを体現してきたいと思います。
トップス¥25,300(kotohayokozawa/ON TOKYO SHOWROOM 03-6427-1640)、Tシャツ¥38,500(DRYCLEANONLY/SHOWROOM CHRMR 03-6384-5182)、パンツ¥42,900(LIVINGTONE/ON TOKYO SHOWROOM 03-6427-1640)、ショーツ¥6,940(MEENDERI/HANA KOREA 03-6278-7591)、ビーニー¥8,000(BOCBOK/PR01.TOKYO 03-5774-1408)、ネックレス¥40,000(kalevala/kalevala kalevalashop.jp)、ベルト¥8,800(Ray beams/http://www.beams.co.jp)、スニーカー¥15,400(KARHU/KARHU TOKYO japan.karhu.com)、その他スタイリスト私物
INFORMATION
https://ushioreira.com/
https://erj.lnk.to/mhlpXu
https://www.instagram.com/ushio_reira/
USHIO REIRA One Man Tour “ねぼすけ”
https://ushioreira.com/blogs/news/ushioreira_nebosuke03