映像作家・写真家のジェレミー・エルキンによる初の写真集『Upmost for the Highest』が、SUPER LABOより刊行される。

本作には、エルキンが構想中の映画に向けて行った、2度のリサーチ滞在中のジャマイカで、マミヤとライカを使って撮影した59点の写真を収録。キングストンの街並みや音楽を支える人々との出会いを通じて感じた、制作現場の空気感がフィルムならではの質感によって一層リアルに映し出されている。

さらに、レゲエの伝説的アーティスト、バリントン・リーヴィのジャマイカ山奥にある自宅での姿や、ダブの先駆者オーガスタス・パブロの息子であるアディス・パブロが、ボブ・マーリー設立のタフゴング・インターナショナル・スタジオで行ったレコーディング・セッションの様子も収録。ジャマイカ音楽の歴史的重みと、今なお息づく現在進行形のカルチャー、その両方を感じ取ることができる一冊となっている。