OTHER 2025.10.06

音楽とカルチャーが交差した2日間。「IDENTITY FES 2025」開催レポート

EYESCREAM編集部

「IDENTITY FES 2025」9月20日(土)・21日(日)に、長野県大町市・爺ヶ岳スキー場にて開催された。国内外のアーティストによるライブステージと多彩な体験コンテンツを通じて、音楽とカルチャーが融合する特別な2日間となった。

初日はあいにくの雨模様となったが、ステージ上ではその天候さえも一体感へと変える熱気に包まれた。大トリを務めたAKLOは、初期の代表曲から最新曲までを網羅したセットリストで観客を魅了。Captain Vinyl(DJ NORI & DJ MURO) は、日本を代表するブレイクダンサーの ayu・ Shosei・tkg とセッションを繰り広げ、音楽とダンスが交差する圧巻のステージを披露。「カルチャーの交差点」というイベントのテーマを体現してみせた。さらに、DAG FORCE & TAKU from 韻シストによるソウルフルかつハートフルなライブ、夜には伊山亮吉による怪談話も登場。会場の雰囲気に呼応する語り口で、観客を物語の世界へと引き込んだ。

2日目は一転、秋晴れの空の下でスタート。Grace Aimiが長野での初ステージを飾り、透明感のある歌声と豊かな表現力で観客の心を掴んだ。フィナーレを飾ったのはSIRUP。山岳の自然と調和した圧巻のパフォーマンスで、心地よい高揚感とともにイベントの幕を閉じた。

会場内では音楽だけでなく、ヨガやピラティス、ワークショップ、サウナなど、自然と身体をつなぐ体験型プログラムを多数展開。全国各地から集まったフードやクラフトの出展もにぎわいを見せ、五感で楽しめる空間が広がっていた。

音楽・体験・自然の三要素が有機的に重なり合うことで、多世代が同じ熱量で楽しめる新たな文化的価値を提示した「IDENTITY FES 2025」。来年の開催にも、早くも期待が高まる。

INFORMATION

「IDENTITY FES 2025」

主催:IDENITITY 実行委員会
協賛:JAMESON、PAVILION、吉田ソース、アディダス・コンバットスポーツ、フィッツコーポレーション

Instagram:@identity_from.alps

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