ART 2026.09.11

写真とガラスが交差して生まれる光に焦点を当てた、柿本ケンサクの写真展『いつでもいま ‒ ガラスに映す光』が開催

EYESCREAM編集部

映画、ドラマ、広告映像を手がける一方、国内外で写真・現代美術作品を発表するなど幅広いフィールドで活躍する柿本ケンサク写真展『いつでもいま ‒ ガラスに映す光』が、代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラムにて開催される。会期は9月23日(水・祝)から10月4日(日)まで。

2016年に、代官山ヒルサイドテラスでの展示『TRANSLATOR』から、写真家としてのキャリアをスタートさせ、2021年には時間と記憶をテーマにした『TRANSFORMATION』を発表した柿本。そして今回、3度目となる展示では、ガラス作家・三嶋りつ惠の作品を通してとらえた光を、「光の記憶」として写真に映し出す。

三嶋りつ恵のガラス作品10点を光を描くためのレンズとして用い、数ミリ単位で場所を調整したり、角度を変えたりしながら、そのガラスを通過する光を捉え、カメラに収めた。光を固定する写真、光を揺らすガラス、異なる2つのメディアが交差することで、光が別の形へと生まれ変わる瞬間を描いている。目の前の風景をそのまま写し取るのではなく、光や偶然と対話しながらシャッターを押すことで、時間の流れや季節の空気、身体の揺れ、そしてガラスの個体差までもを写真の中に残した。

光は輪郭を与える。
しかし同時に、その輪郭を溶かしてもいく。
その揺らぎのなかに、私たちは、言葉にならない世界の気配を見出す。 三嶋りつ惠のガラス作品は、その光を受け止め、屈折させ、揺らし、ふだんは見えないものを、かすかな気配として立ち上がらせる。 柿本ケンサクは、そのガラスを通過した光の痕跡をとどめ、時間、記憶、身体、光が、本来ひとつの連続体であったことを露わにする。
相互に存在が響き合うとき、光は心を照らし、像は「いま」として立ち上がる。 本展はガラスを通して、光がどのように記憶に触れ、どのように像となり、どのように再び揺らぎへと帰っていくのかを見つめる試みである。
 

柿本ケンサク

                                                      

10月3日(土)には、柿本ケンサクと、三嶋りつ惠によるトークイベントも開催され、2人がそれぞれの表現における「光」や「時間」について語り合う。また、同展と連動する形で、LUMIX L10で撮影された柿本の作品展『いつでもいま』もLUMIX BASE TOKYOにて行われる。あわせて訪れ、柿本の異なる表現に触れてみてほしい。

INFORMATION

柿本ケンサク写真展『いつでもいま ‒ ガラスに映す光』

会期:2026年9月23日(水・祝)〜10月4日(日)12:00−19:00(最終日:11:00-17:00)
会場:代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟 1F
入場無料

公式サイト:www.galleryonthehill.com

柿本ケンサク&三嶋りつ惠 トークイベント

日程:2026年10月3日(土)16:00ー17:30
会場:代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム
出演:柿本ケンサク(写真家・映像作家)、 三嶋りつ惠(アーティスト)
朝倉美佳(gallery ON THE HILL)
参加費:¥1,000 ワンドリンク付
定員:60名
チケット受付URL:https://galleryonthehill20261003.peatix.com

INFORMATION

LUMIX BASE TOKYO 柿本ケンサク写真展『いつでもいま』

会期:2026年9月23日(水・祝)〜10月4日(日)11:00−19:00
※会期中の休館日:9月24日(木)、9月28日(月)、10月1日(木)
会場:LUMIX BASE TOKYO 東京都港区南⻘山2丁目11-17第一法規ビル1F
入場無料

写真展詳細ページ:https://panasonic.jp/dc/event/itudemoima.html

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