ART 2021.09.07

⾳楽現像によって⽣まれ変わる写真。柿本ケンサクの個展「時をかける」が渋谷パルコで

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

柿本ケンサクの個展「時をかける」が9月17日より渋谷パルコB1F GALLERY Xにて開催される。

演出家・映像作家・撮影監督として、映画やコマーシャルフィルム、ミュージックビデオ、広告の世界で幅広く活躍する柿本ケンサク。本展では、音楽現像によって生まれ変わる写真の変化を独自のアルゴリズムで表現した新作「Trance Music」がインスタレーションとして並ぶほか、過去に発表した「Trimming」シリーズ、「TRANSLATOR」シリーズも新たな方法で展示される。展示作品に加え、本展を記念したZINEなども販売されるようだ。

Trance Music

⾳楽現像によって⽣まれ変わる写真たち。
コロナ前に撮影した⾵景写真を10の性格に分類した。
分類は難しいものではなく、海とか⼭、植物、ミクロとマクロなど、
⾃分の性格がなるべくわかりやすく分かれるもの。
分類した写真を機械学習させ、現像し浮かびあがってきた像に⾰命の⾳楽を聴かせた。
現像に使⽤したのは時代を、社会を変えようとしてきたアーティストたちの⾳楽。
⾰命の歌を聞いた写真たちが動き出した。
今、世の中は良くも悪くも⼤きく変わろうとしている。
時間をかけて写真という⼀枚の⾵景が変わっていく。
時をかける具体を映し出し、変わりゆく写真たち。
⾼解像度で捉えた世界をあえて解像度を下げることで、具体を抽象へ、世界の本質を削り出す。
ー柿本ケンサク

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Trimming

TRANSLATOR

なお渋⾕パルコ8F「ホワイトシネクイント」では、昨年世界同時配信され、細野晴⾂、半野喜弘、⼤橋トリオが賛同し参加し話題となった、柿本ケンサクによるリモート映像プロジェクト+81FILMの新作『DROP BY DROP』を含む4編が⼀夜限りで⼀挙上映。ハンガリーを舞台に柿本ケンサク⾃らが監督となり、ケンモチヒデフミが楽曲提供として参加した本作をお見逃しなく。

INFORMATION

Kensaku Kakimoto Exhibition 「時をかける」

会期:2021年9⽉17⽇(⾦)― 26⽇(⽇)
会場:渋⾕パルコB1F GALLERY X(東京都渋⾕区宇⽥川町151)
時間:11:00〜20:00 ※⼊場は閉場時間の30分前まで※最終⽇は18:00閉場
⼊場:¥500円
楽曲提供:細野晴⾂・半野喜弘・⼤橋トリオ・ケンモチヒデフミ
主催:パルコ
協力:⼀般社団法⼈オンザヒル・Alt.VFX・堀内カラー
https://art.parco.jp/galleryx/detail/?id=720

「+81FILM」特別上映会
開催:2021年9⽉25⽇(土)17:00〜
上映時間:約40分予定
会場:渋⾕パルコ8F「ホワイトシネクイント」
料金:¥1,200円※チケット情報などは後⽇発表。

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