熱海の魅力をアートにより再発見することを目指し、2021年3月にスタートしたアートプロジェクト「PROJECT ATAMI」。滞在制作型プロジェクトの「ACAO ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として、アーティストの制作活動支援を行なっていくプロジェクトだが、この度、「ATAMI ART GRANT」の参加作家30組が決定した。

「Color ATAMI」をテーマに熱海の街に彩りをつくるアーティストを公募し、熱海に招待するという「ATAMI ART GRANT」。今回選出されたのは、evala、小田佑二、吉良加奈子、栗山斉、小松千倫、Sareena Sattapon、高木賢祐、たかくらかずき、多田恋一朗、髙橋洋平、チャラン・ポ・ランタン、中島崇、中村壮志、鯰、二宮佐和子、ニミュ、ぬＱ、濱口桜子、林加奈子、vug、藤生恭平、松井照太、松田将英、水川千春、宮崎勇次郎、宮原嵩広、モノ・シャカ、保良雄、山本修路、米澤柊の30組となり、キャリアも領域もさまざまに、尖ったセレクションとなっていてすでに楽しみでしかない。熱海で滞在制作される作品は、11月16日（火）から12月12日（日）までの会期中、熱海の街において広く展示されることとなっている。

浮かぶ岩（ニューアカオ）©宮崎勇次郎

Your Name Here ©宮原嵩広

©Shuji Yamamoto

Portrait Elsewhere ©nimyu

©たかくらかずき

ちなみに「ACAO ART RESIDENCE」参加アーティストの作品も一部、「ATAMI ART GRANT」会期中に鑑賞可能となっているが、前者のほうにはBIEN、布施琳太郎、石毛健太、太田光海、河野未彩、Keeenue、光岡幸一、渡邊慎二郎のほか、鈴木昭男やnever young beachの安部勇磨も参加していたりするから、こちらも動向を追っておくべきだろう。

なお、「ATAMI ART GRANT」会期に先駆け、「よりたくさんの方の想いをのせた企画にしたい」という思いのもとクラウドファンディングもスタートしているので、下記より合わせてチェックしてみてほしい。